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龍馬「決死の覚悟」下書き、大政奉還前

坂本龍馬の手紙の下書き。書き間違えた部分(中央上)が見られる(共同)
坂本龍馬の手紙の下書き。書き間違えた部分(中央上)が見られる(共同)

 大政奉還の実現に向け、坂本龍馬が土佐藩の重職・後藤象二郎を激励した直筆の手紙の下書きが高知県いの町の民家で見つかっていたことが16日分かった。県立坂本竜馬記念館が確認した。

 下書きは後半部の筆致が乱れ、書き損じもある。同館は「決死の覚悟でいた龍馬の心の揺れがうかがえる一級の史料」と評価している。

 手紙は1867(慶応3)年10月13日付で、土佐藩が提出した大政奉還建白書の採否を決めるため、幕府が開いた会議に出席する後藤象二郎へあてたもの。建白がかなわなければ切腹する覚悟の象二郎に、自分も決死の思いだと伝え、「先生一身失策の為に天下の大機会を失せバ其罪天地ニ容るべからず」と激励している。

 民家に保管されていたものを、同館などが筆跡を鑑定して龍馬直筆と確認した。手紙は日本史に残る一日の緊迫感を伝える史料として有名で、写真は残っているものの、実物の所在は不明になっている。

 見つかった手紙は縦約20センチ、横約72センチ。内容は知られている現物とほぼ同じだが、龍馬らしくない丁寧な字で書き始められ、途中「先生」を「生生」と書き間違えた部分もある。

 同館の前田由紀枝学芸主任は「龍馬が普段と違い相当真剣になったために書き損じ、途中から乱雑になったのでは」としている。(共同)

 [2010年6月16日13時13分]


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