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【芸能・社会】

妖怪画像をデータベースに 日文研「アニメに活用を」

2010年6月16日 19時30分

 データベースに収録された「牛鬼」の画像(国際日本文化研究センター提供)

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 国際日本文化研究センター(日文研、京都市西京区)の小松和彦教授(民俗学)らの研究チームは16日、妖怪や怪異現象の画像データベースを作成したと発表した。日文研のホームページで公開し、無料で利用できる。

 小松教授は「各地のキャラクターやアニメのモデルなど、新しいものを生み出すことに活用してもらいたい」と話した。

 チームは、日文研が所蔵する江戸時代から明治時代の絵巻物など絵画資料100点から妖怪などの図を一件一件抽出。約1800件の画像データを作成した。

 検索画面に妖怪の特徴を入力すると、図の説明からキーワードを検索し、該当する画像を表示する。「一つ目」と入力すれば「山男」や「ちょうちん」などの一つ目の妖怪の図が登場。ほかのデータベースにもリンクされ、図を掲載している絵巻物の全体図などを閲覧できる。

 今回使った資料は、葛飾北斎の「北斎画譜」や歌川国芳の「大江山酒呑童子」など。2002年に公開した「怪異・妖怪伝承データベース」は昨年、アクセス数が100万件を超える人気で、新たなデータベース作成を進めていた。

(共同)
 

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