Home 経済
Twitter Send 2010/06/16 15:57 KST
現代重工業、サウジで16億ドルの発電プラント受注


【ソウル16日聯合ニュース】現代重工業は16日、仏スエズグループ主導の企業連合から16億ドル(約1461億円)規模に達する総発電容量172万9000キロワットのガス複合火力発電所建設工事を受注したと明らかにした。

 同工事はサウジアラビア政府の中長期発電施設拡充事業の一環として、国営のサウジ電力会社(SEC)が発注したもので、首都リヤードから西側に125キロメートル離れたDhurumaで今月中に着工し、2013年3月まで行われる。

 工事は、現代重工業がガスやスチームタービン、廃熱回収ボイラーなど、ガス複合火力発電所の設計から製作、供給、設置、試運転まで一括して請け負うEPCの形で進められる。生産された電力はサウジ全域に供給される。

 発電所は砂漠に建設され、稼動に必要な大量の用水はリヤード都心の生活廃水を再生して使用できるよう設計される。発電所で発生した廃水も放流せずに蒸発させ、堆肥(たいひ)として活用するエコロジー工法で建設される。

 現代重工業は昨年4月からスエズ企業連合と共同で受注を準備し、欧州、日本など世界有数のメーカーとの競争の末、3月に優先交渉対象者に選定されていた。

 千寅修(チョン・インス)プラント事業本部長は、中東諸国はグローバル金融危機のなかでも産業化と経済成長を通じ、基幹産業の大型発電工事を持続的に発注していると説明。今回の受注が今後の中東へのプラント輸出拡大に大きな役割を果たすことになると予想した。

 今回の受注で現代重工業は中東地域だけで計8件、100億ドル規模の陸上・海上プラント工事を遂行することになった。

japanese@yna.co.kr