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【芸能・社会】竜馬「決死の覚悟」の下書き 大政奉還前、後藤象二郎に2010年6月16日 21時45分
大政奉還の実現に向け、坂本竜馬が土佐藩の重職・後藤象二郎を激励した直筆の手紙の下書きが高知県いの町の民家で見つかっていたことが16日分かった。県立坂本竜馬記念館が確認した。 同館は「決死の覚悟でいた竜馬の心の揺れがうかがえる一級の史料」と評価している。 手紙は大政奉還前日の慶応3年(1867)10月13日付で、土佐藩が提出した大政奉還建白書の採否を決めるため、幕府が開いた会議に出席する後藤象二郎へあてたもの。建白がかなわなければ切腹する覚悟の象二郎に、自分も決死の思いだと伝え、「先生一身失策の為に天下の大機会を失せバ其罪天地ニ容るべからず」と激励している。 手紙は日本史に残る一日の緊迫感を伝える史料として有名で、写真は残っているものの、実物の所在は不明になっている。 見つかった手紙は縦約20センチ、横約72センチ。内容は知られている現物とほぼ同じだが、竜馬らしくない丁寧な字で書き始められ、途中「先生」を「生生」と書き間違えた部分もある。 (共同)
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