「通行車両消毒方法の統一を」 農水副大臣

(2010年6月16日付)

 政府の口蹄疫現地対策チーム本部長・篠原孝農水副大臣は15日、県や各自治体が実施している通行車両の消毒態勢について「各地の消毒ポイントで濃淡がある。車全体に消毒液をかけたり、タイヤだけだったりとやり方が違う」と述べ、口蹄疫の侵入や拡大を阻止するためには、消毒方法などを統一する必要があるとの見解を示した。

 篠原副大臣は13、14日に口蹄疫の発生があった6自治体を訪問。途中、消毒ポイントを見て作業員の意識や方法に違いを感じたという。また、篠原副大臣は15日、消毒態勢を視察するため、都城市や鹿児島県曽於市などを訪れた。

【写真】大型噴霧器などを使い車両全体を消毒している宮崎市の消毒ポイント=15日午後、宮崎市佐土原町の久峰公園前