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都城の抗体検査は陰性
(2010年6月16日付)
県は15日、都城市高崎町で口蹄疫の感染疑いが発生した農場の周辺にある11農場97頭を対象に行った抗体検査、遺伝子検査で、ともに陰性だったと発表した。県畜産課は「農場周辺でまん延が始まっていないことは確認できたが、安心できるわけではなく、引き続き徹底した消毒などの防疫は必要」としている。
検体の採取は12日に実施。同市が国内有数の畜産密集地帯であり、多発地帯から約50キロ飛び火して初めての感染疑いだったことから、事態を重視して感染農場周辺では初めて抗体検査を実施した。
発生農場との位置関係から人の行き来が容易な農場をサンプルとして、およそ1キロ圏内から抽出。牛は10農場の87頭、豚は1農場10頭から血液や口の中をぬぐった液を採取した。
口蹄疫では一般的に潜伏期間が1週間、感染して抗体ができるまでさらに1週間以上はかかる。同市での感染疑い確認は9日だったことから、同課は「12日の検体で陰性だったとしても、今後発生しないという結論はまだ出せない。都農町の1例目と2例目となった川南町では3・5キロ離れていた」として、警戒を解かないよう呼び掛けている。