マイカーの普及などで運営が厳しい公共交通機関の利用者掘り起こしが狙い。
キャンペーンは県バス協会が実施。今年は9月中旬から10月中旬の予定。実験ではキャンペーン期間中の土、日、祝日に大人同伴の小児運賃を県内全域で無料にする。
県は広告宣伝費として500万円を準備するが、無料化した運賃分はバス事業者が負担する。熊本市営、九州産交、熊本、熊本電鉄など6バス事業者が参加する見通し。
実験の実施期間や大人1人につき小児を何人まで無料にするかなど細部は今後、バス事業者と詰める。熊本市電の参加も検討している。
九州では、大分県が実証実験を経て2008年7月から大人1人の同伴につき小児を3人まで無料にした。県交通対策総室は「将来の顧客獲得にもつながる。結果次第では通年で実施することも検討したい」と話している。(福井一基)
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