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自民各派閥「派閥の意義は失われていない」
自民党・石破茂政調会長が先週、派閥の解消を求めたことをめぐり、25日の自民党各派閥の会合では、派閥の意義は失われていないとの発言が相次いだ。
町村派会長・町村信孝元官房長官「今、自民党の派閥に何か弊害があるんでしょうか。今ここで自民党の派閥を解消して、何か世の中の拍手を得られるのか、何の関係もないと思います」
額賀派会長・額賀福志郎元財務相「自民党は自由闊達(かったつ)な議論の中で、多様性を重んじる中で、我が国の方向、自民党の対応をつくってきたという良き伝統は守っていく必要がある」
石破氏は先週、自民党・谷垣禎一総裁らに対し、夏の参議院議員選挙に向け、自民党の変化をアピールし、選挙戦の指揮・命令系統を党本部に一本化するため、派閥を解消すべきだと提言。これに対し、中堅・若手議員らからは賛同する声が上がる一方、各派閥の領袖クラスは反発しており、今後の党内対立の火種となる可能性もある。
一方、山本有二元金融担当相らが新しくつくった議員グループ「のぞみ」のメンバーは25日、参院選をにらんで新党結成を模索している無所属・平沼赳夫元経産相のグループと初めて勉強会を開いた。平沼氏は「新しい流れをつくる会合は、1回ではなく、継続してやろう」と述べ、両グループは今後、連携していく方針を確認した。
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