口てい疫 子牛の餌代を助成へ
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口てい疫 子牛の餌代を助成へ

6月16日 15時3分

宮崎県で広がっている口てい疫の影響で、家畜市場の閉鎖が続き、子牛の出荷ができなくなっているなどとして、農林水産省は、宮崎、鹿児島、熊本の3県で子牛を生産する農家に対し、市場が再開されるまで餌代などを助成することになりました。

宮崎県の口てい疫の問題では、宮崎県や隣接する鹿児島県などで家畜市場の開催の自粛が続き、子牛を出荷できないなどの影響が出ています。このため農林水産省は、宮崎、鹿児島、熊本の3つの県で子牛の出荷が遅れている畜産農家を対象に、市場が再開されるまでの間、餌代や光熱費などとして1頭につき、1日400円、助成することに決めました。このほか、口てい疫の問題が長引いていることから追加の経営支援策として、▽口てい疫の発生で経営が悪化した農家に貸し付ける資金の限度額を300万円から600万円に引き上げる、▽家畜を早期に出荷する搬出制限区域の農家に対し、早期出荷で価値が下がる分の補てんとして、12か月以上、28か月未満の肉用の牛について、50万500円を助成する、▽ワクチンを接種した農家に対しては、殺処分した家畜の時価評価額とともに、経営再開支援金を交付するなどとしています。