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南アW杯:北朝鮮録画放送FIFAは合意 貧困国向け措置

 北朝鮮の朝鮮中央テレビがサッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の試合映像を録画放送した問題について、国際サッカー連盟(FIFA)は15日、毎日新聞の取材に対し「私たちは、アジア太平洋放送連合(ABU、本部クアラルンプール)が北朝鮮側に映像を提供することで既に合意している」と答え、問題はないとの認識を示した。この問題については、朝鮮半島全域の放映権を主張する韓国の民放テレビ局SBSが「無断使用された」としていたが、FIFAは「ABUが私たちのガイドラインに基づき、映像を提供する」と述べた。

 AFP通信によると、FIFAとABUは11日の開幕試合直前にこの協定に署名。北朝鮮のほか東ティモール、ラオス、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンの計7カ国の貧困国に映像を提供することで合意したという。ABUは番組の共同制作や相互提供を目的に1964年に設立された非営利組織で、現在58カ国・地域の200以上の団体が参加。日本のNHKやTBSも加盟している。

 06年ドイツ大会では、事前の合意に基づき韓国側が北朝鮮側に映像を提供。今大会はSBSと北朝鮮側が事前交渉したが、哨戒艦沈没事件など南北関係悪化で協議が中断していた。【篠田航一】

毎日新聞 2010年6月16日 10時43分(最終更新 6月16日 10時58分)

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