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2010年6月15日(火) 19:25 |
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「はやぶさ」帰還の影に中和神社
13日夜、日本の探査機「はやぶさ」のカプセルが地球に無事帰還しました。 一時は帰還が危ぶまれた「はやぶさ」。 くじけそうな担当者たちの心を支えたのは、真庭市蒜山にある神社でした。
2003年に打ち上げられた日本の小惑星探査機「はやぶさ」のカプセルは、13日の夜、7年ぶりに地球に帰還。 カプセルには探査が行われた小惑星「イトカワ」の砂が入っている可能性があるということです。 「はやぶさ」のプロジェクトを率いた宇宙機構の川口淳一郎教授。 実は、去年11月、「はやぶさ」が搭載しているイオンエンジン内の重要な部品の一つ「中和器」が故障するという最大の危機の際に、真庭市のとある神社を訪れていました。 その名も「中和」と書いて「ちゅうか」と呼ぶ中和神社です。 はやぶさは4つのイオンエンジンを搭載しており、地球に帰還する際は、別のエンジンの中和器が代役として使われました。 残された中和器はこの1器のみ、祈るような気持ちの川口教授は、中和器と名前が同じ中和神社を見つけ出し参拝して、お札を購入したということです。 中和神社は、道中安全の神としても信仰されているということで、カプセルの帰還の陰に中和神社のご利益があったのかもしれません。
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