がん研究

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日本では毎年30万人以上ががんで死亡。罹患数の多い部位は上から胃、肺、結腸。患者の数は年々増加傾向にある。[関連情報]

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がん死、ほぼ順調に減少…厚労省中間報告書

 厚生労働省は15日、がん対策推進基本計画の中間報告書を公表した。2007年度からの5年計画がどれだけ進んだかをまとめた。(読売新聞)
[記事全文]

<がん対策>死亡率減少「おおむね順調」 厚労省中間報告 - 毎日新聞(6月15日)

◇厚生労働省の発表
がん対策推進基本計画中間報告書の公表について - 厚生労働省「がん対策推進基本計画」(6月15日)

◇がん患者に関する統計
・ [図解]がんの部位別死亡者数・死亡率 - 社会実情データ図録
がんの統計 - がん研究振興財団
がん死亡率の5か国比較 - 国立がん研究センターがん対策情報センター「がん情報サービス」

◇関連トピックス
医療 - Yahoo!トピックス

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「子宮がん」用語廃止を要望へ(13日) ...

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情報・研究

基本知識

タバコと食生活が原因の65%をしめると言われる。肥満によるホルモンバランスの崩れも要因となり、日ごろのビタミンや食物繊維の摂取が予防効果を示す。(がん(癌) - ヘルシーショップハイブ)

がんはその発生母地、組織の形態などから分類され、臓器の表面を覆う上皮細胞に由来するがん腫(胃がん、大腸がん等)と、組織の構造を支える間質細胞などに由来する肉腫(骨肉腫、リンパ腫等)に大別される。がん腫と肉腫の比は9:1で圧倒的にがん腫が多い。

kotobank

  • たばこに関する詳細は関連トピック「たばこ」を参照

「第一次予防」と「第二次予防」

予防対策にはがんの発生を防ぐ「第一次予防」と早期発見・早期治療の「第二次予防」があるとされている。

第一次予防、がんの発生を防ぐ

第一次予防として重要なのは、生活習慣からがんの原因を遠ざけるようにすること。
国立がんセンタ−からは、「がん予防12か条」が提唱されており、日常生活におけるがん予防のための指針となっている。
がんを防ぐための12ヵ条 - 国立がんセンター
1) バランスのとれた栄養をとる。2) 毎日、変化のある食生活。3) 食べすぎをさけ、脂肪はひかえめに。4) お酒はほどほどに。5) タバコはなるべくやめる。6) 食べ物から適量のビタミンと繊維質のものを多くとる。7) 塩辛いものは少なめに、熱いものはさましてから食べる。8) こげた部分はさける。9) 「かび」の生えたものには注意する。10) 日光に当たりすぎない。11) 適度にスポ−ツをする。12) 体を清潔に保つ。
参照:保険市場「がん予防12か条

予防薬

がんになりやすい体質の人が発病を防ぐための薬で、西洋医学ではあまり実用化されていないが、制がん薬は副作用が大きく、遺伝子治療は一般的ではないことから、予防薬の研究も進んでいる(kotobank)。
肉食とがんの関係
炭火焼ステーキ1キログラムには600本のタバコに含まれているのと同量のベンゾピレン(強力な発癌物質)が含まれる。また、ベジタリアンの免疫システムは肉食の人よりも強く、ある研究では、キラー細胞(がん細胞を芽のうちに摘み取る細胞)が全く同数なのに、肉食の人の2倍の強さを持つことが示された(ガンと肉食 肉食は百害あって一利なし)。
飲酒とがんの関係
飲酒とがんの関係を調べた研究によると、酒が通過する部位(口腔、喉頭、咽頭、食道)や酒を分解する肝臓でがんが発生しやすい。アルコールが分解される過程で出てくるアセトアルデヒドは、発がん性を持つと考えられている(All About 「オトナなら知っておきたいお酒とがんの関係」(2008年1月15日))。

大腸がん

食生活が欧米化したことによって日本人にも大腸がんが増加している。正確に言うと、高タンパク、高脂肪、低食物繊維の食事で腸内細菌叢のバランスが変わるためにがんが発生しやすくなる。悪玉菌がタンパク質、脂肪を発がん因子に変えるわけだ(FROM 「男が惚れるお腹の美学」(2010年4月1日)。

乳がん

大豆製品と乳酸菌で乳がんが予防できる可能性
最近の調査結果で、10〜40代で大豆製品や乳酸菌を含む飲料を頻繁に取っていた女性は、その後の乳がん発症の危険性が低かったという報告が(『サンアントニオ乳がんシンポジウム 2009』)。乳酸菌は発癌リスクを減らしたりがん予防に働くことが期待されており、ヨーロッパやアメリカでは、乳がん、大腸がん、膵がんなどの発症予防に役立つという報告もある(All About「女性の健康」ガイド記事「大豆製品と乳酸菌で乳がんが予防できる?」(2009年12月23日))。

すい臓がん

消化器の疾患なので、食生活と深い影響がある。現在、関連が指摘されているのは、高脂肪食や肉食。すい臓の分泌する消化液は、脂肪分を分解・消化する働きを持つが、過度の高脂肪食や肉食は、すい臓に負担をかけてしまうとも考えられる。それ以外にも、過度の飲酒や喫煙が原因になることもあるので、それらを止めること。進行すると他の臓器への転移もあるので、油断は禁物。All About「がん・がん予防」ガイド記事「すい臓がんの治療法・予防法」(2009年3月24日)

早期発見

1センチのがんが10センチになるまでには2、3年しかかからないため、早期がん(杏林大学「がんの発生と進行」)を発見できる時間は1〜2年で、検診を1〜2年ごとに受ける必要があるとされる(がん検診 企業アクション)。会社の定期健康診断だけでは、完全にがんを早期発見することはできない。(All About)

乳がん

年代別乳がん検診のポイント
ピンクリボンキャンペーン2009「年代別、乳がん検診」によるとポイントは以下の通り。
  • 20代:乳房の状態と今後のリスクを知る
  • 30代:年1回、超音波検査を組み合わせるとベスト
  • 40代:年1回、マンモグラフィと超音波がおすすめ
  • 50代:閉経前後も忘れずに年1回の検診を
  • 60代:2年に1回、マンモグラフィ検査を
またセルフチェックの方法(動画あり)では触診や見た目からのチェックを紹介。
ピンクリボン運動
乳がん検診の呼びかけや啓発運動を行うため、ピンク色のアイテム等を使って毎年10月1日に行われている活動。企業や自治体などが多く参加している。

肺がん

がんの早期発見を可能にする3つの心構え

健康診断の結果を判読する医師にとって、昨年や一昨年の検査結果と比較し、その推移を見ることは非常に有益な情報になる。

治療方法

抗がん剤

抗がん剤治療とは
  • 簡単に言うと、抗がん剤はがん細胞を死滅させる薬。「DNAが増えないよう細胞に直接作用するタイプ」「がん細胞の増殖に必要な色々な酵素やレセプターに働きかけるタイプ」「がん細胞への免疫による攻撃を強化するタイプ」の3つに分類できる。(All About「抗がん剤治療」ガイド記事「主な抗がん剤の種類」
抗がん剤の目的
  • 1990年代から多くの新規抗がん剤が開発・発売され、抗がん剤治療の新しい方法が組み合わされるように。さらには、抗がん剤の副作用を軽減するための取り組みが効果を上げ始め、副作用のリスクからそれまで敬遠されてきた手術前の抗がん剤治療や、放射線治療との併用療法も行われるようになってきた。(All About「抗がん剤治療」ガイド記事「抗がん剤治療の目的・費用」
抗がん剤の副作用
  • 抗がん剤の種類によって異なるが代表的な副作用は、脱毛、汎血球減少(はんけっきゅうげんしょう)、吐き気・嘔吐の3つ。(All About「抗がん剤治療」ガイド記事「抗がん剤治療の副作用・対策法」

がん治療で「サイバーナイフ」適用範囲拡大

2008年6月、がんの放射線治療装置「サイバーナイフII」の適用拡大を厚生労働省が承認したため、これまで頭部と頸部の腫瘍だけに限られていたこの装置による治療が、脊髄、肺、肝臓、膵臓、前立腺、腎臓などを含めたすべての体幹部腫瘍の治療に使用されることとなった。

政府の取組

がん対策基本法

がん対策に関しての基本理念を定め、国・地方公共団体・医療保険者・国民・医師等の責務を明らかにし、がん対策を総合的かつ計画的に推進することを目的とする法律。2006(平成18)年に成立。
「がんの克服を目指し、がんに関する専門的、学際的又は総合的な研究を推進するとともに、がんの予防、診断、治療等に係る技術の向上その他の研究等の成果を普及し、活用し、及び発展させること」を基本理念の一つとし、がん研究を推進する施策を講じる(18条)としている。

がん対策推進基本計画

がん死亡率の「今後10年間で20%減少」と「がん患者・家族の苦痛の軽減、療養生活の質の維持向上」を全体目標としている(kotobank

統計グラフ

がん治療に関する調査研究

コラム

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