サブカテゴリー

PR:

「良いことばかり」菅首相ら閣僚アゲアゲ会見

記者の質問に答える菅首相
記者の質問に答える菅首相
Photo By 共同

 サッカーW杯日本代表の初戦勝利から一夜明けた15日、菅直人首相は閣議前の懇談で「小惑星探査機のはやぶさも帰還したし良いことばかり。2連勝です」と満面の笑みを浮かべた。閣議後の記者会見では、前原誠司国土交通相ら閣僚からも興奮冷めやらぬ声があふれた。菅政権になって内閣支持率がV字回復したことが余裕の表情につながっている?

 内閣支持率が鳩山政権末期の20%台から60%台まで回復した菅内閣。“イラ菅”を封印した余裕の表情は、高い支持が源になっているようで、閣議前の懇談では「次はオランダだ」と満面の笑みで日本代表の2連勝に期待を込めた。

 菅首相は試合前日の13日夜、日本代表の岡田武史監督に「健闘を願っている。試合を見ている日本人が奮い立つような試合をしてほしい」と電話で激励。期待に応える活躍に気分を一層良くしたようだ。

 菅政権発足後、いきなり荒井聡国家戦略担当相の政治団体をめぐる事務所費問題が発覚。野党から予算委員会の開催を強く要求されるなどしたが、これらを突っぱね、当初の会期通り、16日に国会は閉会。事実上の参院選に突入する。首相は15日夜、官邸で記者団に、勝敗ラインを2004年参院選で獲得した50議席から現有の54議席に上方修正した。

 閣議後の閣僚の記者会見では、菅首相につられたかのように興奮冷めやらぬ声が相次いだ。「久しぶりに1人でテレビを見ながら、1分くらいガッツポーズで手を上げた。そして、心おきなく寝ました」と前原国交相。

 原口一博総務相は「素晴らしい!」と力強くうなずいた後、「多くの日本の皆さんに喜びと勇気を与えた。スポットライトの陰に、チームを信じて研さんする岡田監督、サポーターの努力あってのことだ」と述べた。

 そのほか、「将来に向けた希望、勇気をいただいた気がする」(千葉景子法相)「私の勝負カラーはブルーなんで非常にさわやかな気分です」(直嶋正行経産相)と笑顔が相次ぎ、古川元久官房副長官からは「厳しい評価にくじけることなく監督、選手、サポーターが一丸となって勝利をつかんだ。内閣もチーム一丸となって国民の声に応え、しっかり結果を出したい」と便乗気味の発言も飛び出した。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年06月16日 ]

関連ニュース

読み込み中..

PR

関連写真

読み込み中..

ニュース

注目オークション


クイックアクセス
スペシャルコンテンツ

このページの先頭に戻る ▲