韓国 トルコで原発の受注有力
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韓国 トルコで原発の受注有力

6月16日 0時10分

韓国政府は、原子力発電所の建設を計画しているトルコ政府との間で協力についての覚書を交わし、去年12月に受注したUAE=アラブ首長国連邦の原発に続いて、トルコでの受注も有力となりました。

韓国のチェ・ギョンファン知識経済相と、ソウルを訪れているトルコのユルドゥズエネルギー天然資源相は15日、トルコでの原発の建設事業について、両国政府が包括的に協力するとした覚書に署名しました。トルコは、増加する電力需要に対応するため、2014年の運転開始を目指して、黒海と地中海の沿岸で原発の建設を計画しています。今回の覚書は、このうち黒海沿岸のシノップに計画されている2基の原発について、今後、建設計画の作成や人材の育成などを韓国とトルコ両政府が協力して行うとしています。韓国は、海外の原発の受注に政府をあげて取り組んでいて、去年12月には、UAEに建設される4基の原発をめぐって日本やフランスの企業との競争を繰り広げた末、最終盤でイ・ミョンバク大統領が直接現地を訪問し、受注に成功しました。韓国政府は、今回の覚書の署名を受けて、早ければ来年にもトルコ側と正式な受注契約を結びたいとしており、UAEに続いてトルコでも韓国の原発建設受注が有力となりました。