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琴光喜、謹慎休場“ウソ”は家族も危険との判断から…
謹慎し名古屋場所を休場することになった琴光喜
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野球賭博問題の渦中にある大関・琴光喜が名古屋場所を休場することが決まった。賭博への関与を申告した他の64人と同じく厳重注意処分を受けたが、師匠の佐渡ケ嶽親方が出場辞退を申し出て理事会で受理された。同親方によると当面は謹慎する予定だという。
琴光喜は13日夜に東京都荒川区の武蔵川部屋に、武蔵理事長を訪ね野球賭博に関与した事実を告白。実態調査でも賭博行為を認める上申書を提出した。武蔵川理事長は「(琴光喜は)脅されていたし、自分だけでなく家族も含めて危険ではないかと判断したのだろう。本人も大変反省し後悔もしていた」と説明した。琴光喜には警察の捜査に協力するよう要請したという。
また琴光喜は15日までに、警視庁による2度目の事情聴取を受けた。夏場所中に行われた聴取では「言えない」と話したが、今回は野球賭博への関与を認めたという。
理事会では厳しく処分すべきとの意見も出たが、暴力団関係者との関係が確認できていないため、武蔵川理事長「警察の判断を含めて理事会にかける。今の段階ではできない」とした。また、ある理事が「“何もない”から一転して認めるのはおかしな話」と語るなど証言を一変させたことへの憤りの声も多く、警察の捜査結果により、さらに厳しい処分が下ることが予想される。この日、琴光喜は報道陣の前に姿を見せなかったが、厳しい立場に立たされている。
▼琴光喜の野球賭博問題の経緯 5月20日発売の週刊新潮が琴光喜がプロ野球賭博に手を染め、暴力団関係者から1億円を払うよう脅されていると報道。琴光喜は夏場所11日目取組後に「知らない」と否定した。14日目取組後には警視庁から事情聴取を受けた。場所後の27日には協会の理事会に呼ばれて事情聴取を受けたが、野球賭博への関与を否定したため処分はなし。だが、全協会員対象の賭博に関するアンケートの締め切り日となった今月14日に野球賭博に関与していたという上申書を協会に提出。夜には「期待を裏切ってすみません」と謝罪した。
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