キャッチボール中に笑顔を見せる吉見=中日ドラゴンズ屋内練習場で(中村千春撮影)
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頼れる右腕がついに帰ってくる。背中の違和感でファーム調整中だった吉見が15日の練習で1軍に合流することが分かった。「あしたはナゴヤドーム? そうですね。しっかり治すことをやってきました」と話した。
3日に出場選手登録を抹消されてから、順調にリハビリをこなしてきた。それと並行して、より高いパフォーマンスを出すための練習も積み重ねてきた。「走るのを多くしたり、肩の可動域を広げるトレーニングをしたりしました」。昨季最多勝のタイトルを獲得したが、最近2試合は黒星だった。体のキレを取り戻そうと試行錯誤した。
故障後初登板となった12日のウエスタン・リーグのオリックス戦(ナゴヤ球場)では、2イニングを1安打無失点だった。「意図したボールを投げられました。バッターが打ち気のところでタイミングを外したりできました」と手応えをつかんだ。
1軍での復帰登板は、18日からの巨人3連戦(東京ドーム)での先発が有力。「(背中の違和感という)予定外のことはありましたけど、交流戦の後の巨人戦に投げるつもりでいました」ときっぱりと話した。チームトップの6勝を挙げている背番号「19」。首位巨人をたたき、逆転優勝の足がかりを築こうとしている。 (清水裕介)
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