気象:東京都心に41年ぶり「遅い雪」…千葉は記録更新

2010年4月17日 11時11分 更新:4月17日 12時45分

雪が残る歩道を慎重に歩く人たち=東京都練馬区で2010年4月17日午前6時50分、森田剛史撮影
雪が残る歩道を慎重に歩く人たち=東京都練馬区で2010年4月17日午前6時50分、森田剛史撮影

 空の強い寒気と本州南岸で発生した低気圧などの影響で17日朝、関東地方の広い範囲で雪が降った。東京都心や宇都宮、前橋、埼玉県熊谷、横浜、甲府市での降雪は、観測開始以来最も遅い記録(1969年)に41年ぶりに並んだ。山形市では4月として過去最高の19センチの積雪を観測。東京都心の朝の最低気温は1.4度で、平年を9.4度下回る真冬並みの寒さとなった。

 雪の影響で、午前6時半ごろ、上越新幹線上毛高原駅(群馬県みなかみ町)でポイントが切り替わらなくなり4本が運休し最大で100分の遅れが出た。東北新幹線でも1本運休し、両新幹線で計約1万人に影響が出た。地下鉄都営三田線は東京都板橋区の車庫内で線路の切り替え部分が凍結し列車が出られなくなり上下線計30本が運休、約1万5000人に影響した。

 福島競馬場(福島市)は予定していた全12レースを19日に延期。同競馬場で降雪による延期は初めて。東京消防庁によると、都内では凍結した路面で転倒して男女7人がけがをした。【飯田和樹、鈴木健太、長田舞子】

文字サイズ変更
この記事を印刷

PR情報

アーカイブ一覧

 

おすすめ情報

注目ブランド