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クリックディープ旅

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Vol.1 韓国

置いてきぼりの旅である。世界の列車は急行や特急全盛。各駅停車という鈍行列車はその運行も減る一方だ。残り少ない鈍行に乗っても、待ち合わせばかり。次々に追い抜く速い列車を、指をくわえて眺めるしかない。しかし各駅停車の旅には、列車旅の楽しさが詰まっている。ゆっくりと流れる風景。素朴な物売りや暇そうな駅員の笑顔。そんな世界を味わいたくて、世界の鈍行列車に乗る旅に出ることにした。

1回目はお隣の韓国。しばらく前まで釜山とソウルを12時間かけて走る長距離鈍行列車があったが、すでに廃止。短い鈍行列車を乗り継いでいくしか方法がなくなってしまった。ネットで検索した時刻表を見ると、鈍行は朝と夕方にしか残されていない。まさに不遇の身。釜山に午後着いた僕らは、鈍行列車めざして釜山駅に向かった。

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釜山駅。めざすは18時40分発の東大邱行きの鈍行列車。1342が列車番号である。しかし発券窓口には人の列。ふと見ると、自動券売機がある。英語を選択し、乗車駅と降車駅を選ぶと、「おーッ」。1342番の列車が表示された。紙幣を投入するとチケットが出てきた。これなら韓国語が話せなくてもなんとかなる。

※写真は2010年1月30日〜1月31日の取材で撮影したものです
※各国の現在の情勢については、外務省の海外安全ホームページなどでご確認ください

プロフィル

下川裕治(しもかわ・ゆうじ)

1954年生まれ。「12万円で世界を歩く」(朝日新聞社)でデビュー。おもにアジア、沖縄をフィールドに著書多数。近著に「格安エアラインで世界一周」(新潮文庫)。

中田浩資(なかた・ひろし)

1975年生まれ。97年から99年の北京滞在中、通信社の写真記者として報道写真に携わる。2004年からフリーランス。旅行、人物ルポを中心に雑誌、広告などで活動中。

(更新日:2010年03月30日)
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