13日、7年ぶりに地球に帰還してカプセルが回収された小惑星探査機の「はやぶさ」について、宇宙航空研究開発機構は「月以外の天体に着陸して帰還した初めての宇宙機」だとして、ギネス世界記録に申請したことを明らかにしました。
「はやぶさ」は、地球から3億キロ離れた小惑星「イトカワ」に着陸したあと、度重なるトラブルに見舞われながら宇宙の旅を続け、13日、7年ぶりに地球に帰還して、オーストラリア南部の砂漠にカプセルが着地しました。この「はやぶさ」について宇宙航空研究開発機構は「月以外の天体に着陸し、史上初めて帰還した宇宙機」としてギネス世界記録に申請したことを明らかにしました。はやぶさの飛行日数は2592日で、今回「世界で最も長い年月の飛行から帰還した宇宙機」としてもあわせて申請したということです。申請の結果は早ければ年内に明らかになるということで、宇宙航空機構では「幾多の困難を乗り越えて地球に戻ってきた「はやぶさ」の功績をぜひ、記録として残したい」と話しています。