在沖米4軍は11日、陸海空海兵隊すべての軍人を対象に午前0時以降、基地外のバーやクラブなどへの立ち入りを禁止すると発表した。12日から適用される。期限は示していない。軍属や家族には適用されない。名護市辺野古や金武などで米軍が行っている巡回指導の地域拡大も決定したが、場所は未定。外務省沖縄事務所が14日に開くワーキング・チームに、米4軍のほか県、県警、市町村、沖縄防衛局などが参加し、詳細を説明するとみられる。
在沖米軍トップである4軍調整官テリー・ロブリング中将は「公務外時間の方針修正は秩序や規範の向上を図り基地外での不祥事を減らすことが目的。最終的に地元の皆さまの信頼や信用、友好関係を再確認することができると信じている」とのコメントを出した。
仲井真弘多知事は「事件・事故が毎日のように出た時期はひどかった。(午前0時以降の飲酒禁止は)結構なことだが、来週のワーキングチームの開催でどうなるか、待ちたい」と評価を避けた。
3月には、名護市辺野古で米海軍兵が軍用車両でひき逃げ事件を起こしたほか、当て逃げや公務執行妨害事件など、飲酒絡みの事件・事故が多発していた。