
はやぶさが地球に帰ってきました。
7年間の任務、お疲れ様でした。
宇宙の話ってスケールが壮大過ぎてピンと来ない事が殆ど。
でも、その壮大な宇宙の旅からはやぶさが帰ってきた。
その瞬間に間接的にでも立ち会えた。
それが凄く嬉しい。
自己満足と笑わば笑え。
打ち上げの時を覚えている訳でもなければ、その後の経緯なんて覚えていない。
帰ってきた時だけこうして持ち上げるなんてとても虫のいい話だと思う。
正直、数日前までは大して興味も無かった。
でも今ははやぶさのことを考えるだけで泣けてくる。
虫のいい話だ。
多分、僕は羨ましいのだと思う。
一技術者の端くれとして。
前人未到のことを為して帰還したはやぶさが、それを作り上げた人達が。
自分もああいうものを作り上げたいと思う。
誰もが為しえず、皆の記憶に残るような、そういったものを。
子供っぽい憧れだとは思う。
「感動をありがとう」で止まってちゃ駄目だろ。
「それを自分の手で超えてみたい!」
そうやって人間は進歩してきたんだろ。
なら、そのために自分も頑張らなくちゃ。
でも今は、祝福と羨望の混じった涙を流していたい。
おかえりなさい。
