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宮崎、日向と西都も検査を 篠原副大臣
(2010年6月15日付)
農林水産省の専門家委員会が、口蹄疫感染疑いの飛び火先で抗体検査すべきとの提言をまとめたことについて、政府現地対策チーム本部長の篠原孝農水副大臣は14日、都城市に加え、宮崎、日向、西都市でも実施したい考えを明らかにした。抗体検査は13日に開いた牛豚等疾病小委員会が、発生農場を中心に半径1キロ圏内で実施することで意見を集約。篠原副大臣は「きちんとした指示は受けていないが、(都城市以外でも)検討したい」と述べた。
実施範囲については「農場が一つもない場所もあるので、1キロ以内なのか、3キロ、5キロかまちまち」と柔軟に対応する可能性も示唆した。
ただし、抗体検査は過去の感染の痕跡しか分からないため、県や農水省は陽性反応が出た場合はウイルス排出の有無を調べる遺伝子検査を実施。同検査で陽性反応を確認した場合でも、従来通り発生農場での迅速な殺処分を基本とする。
周辺農場の予防的な殺処分やワクチン接種については「防疫作業が追い付かなくなれば」と、慎重に判断する考えだ。