NHK広島県のニュース　広島放送局

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未払い賃金・慰謝料求め提訴

広島県内の自動車部品会社で研修生や実習生として働いていた中国人の女性６人が、時間外労働をしたのに残業代が支払われなかった上、不当に実習を打ち切られたとして、１５日、未払いの賃金や慰謝料などの支払いを求める訴えを広島地方裁判所に起こしました。訴えを起こしたのは、３年前に、外国人の研修・実習制度で来日した中国人の女性６人です。
１５日の午前、弁護士らとともに広島地方裁判所に訴状を提出しました。
訴えによりますと６人は、受け入れ先となった東広島市と広島市の自動車部品会社で、部品の組み立て作業をしていましたが、研修生には禁止されている残業をさせられたのに残業代が支払われなかった上、６月、会社側に未払いの残業代の支払いを求めたところ「勤務態度が悪い」などとして、突然、解雇されたということです。
このため６人は、会社側に対して、未払いの残業代や慰謝料など、約２２００万円を支払うよう求めています。
提訴の後、記者会見した原告の１人は「日本に来るときはまさか、このような形になるとは思ってもいませんでした。日本の裁判所が正しく判断をすることを望んでいます」と話していました。
提訴について、会社側は「コメントできない」としています。

06月15日　12時18分

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