民主党の蓮舫行政刷新担当大臣の公設秘書が女性の下半身を触った疑いで、警視庁の任意の事情聴取を受けていたことが分かりました。この件について、蓮舫大臣は今月3日、ANNの取材に対し、「相手の女性と秘書の言っていることに食い違いがある。刑事事件になっていないので、公表するつもりはない」と否定していました。

 警視庁によると、事情を聴かれたのは蓮舫大臣の元公設秘書の男性です。この秘書は2日午前2時過ぎ、豊島区池袋の路上で、自転車で追い抜きざまに、歩いていた女性(18)のスカートをめくって下半身を触った疑いで、警視庁の任意の事情聴取を受けました。警視庁によると、男性秘書は女性の下半身を触ったことを認め、女性に謝罪したということです。女性が「早く帰りたい」として被害届を出さずに帰宅したため、警視庁は事件としての立件を見送る方針です。
 行政刷新担当・蓮舫大臣:「女性として、あるいは娘を育てる母として、今回の一件は本当にあってはならない、申し訳ないことだと思っています」
 蓮舫大臣によると、秘書は今月4日に依願退職しました。この問題について、蓮舫大臣は3日のANNの電話取材に対して、「トラブルはあったが、痴漢とは聞いていない。相手の女性の言い分との間に食い違いがある。刑事事件になっていないので、公表するつもりはない」としていました。その後、ANNは、8日にも蓮舫大臣あてに「事務所として改めて事実関係の調査をしたか」など4項目の質問書を出しました。これに対し、10日に代理人の弁護士は「刑事事件として聴取されたものではなく、詳細は控えさせて頂く」と回答していました。今月8日、蓮舫議員は大臣に就任しています。

ページトップへ戻る