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「はやぶさ」60億キロの宇宙の旅終え帰還
エンジントラブルなどで地球への帰還が危ぶまれていた日本の小惑星探査機「はやぶさ」が、7年にわたる往復60億キロの宇宙の旅を終え、日本時間13日午後11時過ぎに帰還した。
「はやぶさ」は地球から3億キロ離れた小惑星・イトカワの地表の砂を持ち帰ることなどを目的に、03年に打ち上げられた。しかし、エンジン停止や燃料漏れなどのトラブルが相次ぎ、05年にイトカワに着陸したものの、地球への帰還は危ぶまれていた。
その後、JAXA(=宇宙航空研究開発機構)の技術者らの調整で、予定より3年遅れで地球に戻ることになった。「はやぶさ」は日本時間13日午後8時前にイトカワの地表の砂を持ち帰るカプセルを分離し、午後10時28分、地上との最後の交信を終えた。
「はやぶさ」は大気圏に突入して燃え尽きたが、分離されたカプセルは日本時間14日午前0時前、オーストラリア南部・ウーメラ砂漠に落下しているのを捜索用のヘリコプターが発見した。カプセルは回収され次第、日本に運ばれる予定で、「はやぶさ」がイトカワの地表の砂の採取に成功したかどうかが注目される。
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