蓮舫氏「あってはならない」痴漢容疑の秘書は退職

　東京都豊島区の路上で女性の尻を触った疑いがあるとして、警視庁池袋署が都迷惑防止条例違反の疑いで、蓮舫行政刷新担当相（４２）の３０代の男性公設秘書を任意で事情聴取していたことが１５日、同署への取材で分かった。

　蓮舫氏は１５日午前の閣議後会見で「女性として娘を育てる母として、今回の件はあってはならない、申し訳ないことだと思っている」と謝罪。この秘書が依願退職したことを明らかにした。

　池袋署によると、秘書は事情聴取に対し、尻を触ったことは認めたが、女性は被害届を出しておらず、事件化しないという。

　同署によると、秘書は２日午前２時５分ごろ、豊島区池袋の路上で、自転車で追い抜きざまに飲食店店員の女性（１８）のスカートをめくり、尻を触って逃げた疑いがあるという。女性から被害の訴えを受けた警視庁第２自動車警ら隊の隊員が、秘書を現場近くで呼び止め、池袋署に任意同行を求めた。秘書は酒に酔った様子だったという。

　蓮舫氏は、詳細な事実関係については「相手のプライバシー、人権もあるので、わたしから報告するのは控える」と言及を避けた。

[ 2010年06月15日 11:15 ]