えべっさん(左)を攻め立てる政宗=大阪ミナミムーブオンアリーナ
「大阪」(13日、ミナミムーブオンアリーナ)
タッグフェスティバル公式戦Bブロックで、負傷欠場したミラクルマンの代打・えべっさんが大奮闘。普段はお笑い担当レスラーだけに“一枚落ち”は否めず、前年度覇者・戦国タッグの標的にとなるが、驚異的な粘りで食らいついていく。殴られても叩きつけられても立ち上がり、ついに30分を戦い切った。結果だけ見れば「時間切れドロー」だが、白星同然の価値のある“金星”と言っていい。
アザだらけの福の神は「優勝候補の戦国とやって引き分けたぞ!」と胸を張り、これには相棒のアジアン・クーガーも観客に向かって「優勝したらみんなで祝杯あげようやないか!(代金は)えべっさん持ちやぞ!」と怪気炎。お祭りムードのまま「1、2、3、カンパーイ!」でシメた“酒豪兄弟”。台風の目になる可能性は充分だ。
(2010年6月13日)