“Ｘデー”の客席ガラガラ！？中日・岩瀬仁紀投手（３５）が通算２５０セーブに王手をかけ迎えるあす１６日の日本ハム戦（ナゴド）当日のチケットがまったく売れていないことが１４日、判明した。敵地での４試合に登板がなかった左腕に地元での快挙達成の可能性が出てきたが、営業関係者は「正直、売れていません。前売りは１４日の時点で約２０００枚。１万人は割るでしょう」と頭を抱える。

　１６日は、雨天中止となった５月２６日の富山での試合が振り替えられたものだが、前売り券の販売期間が９日からの１週間しかなく、シーズンチケットも使えないため今季最少だった４月１５日の横浜戦の２万３０５７人を大幅に下回ることが確実。平日のナイターだけに観衆は５０００人程度になる可能性もあるという。

　岩瀬本人は「どこでもいいからとにかく早く投げたい」と話すが、リーグ戦再開の１８日からは敵地・東京ドームの巨人戦。本拠で達成という可能性が出てきた一方で、延び延びになったことで思わぬ事態が発生した。

[ 2010年6月15日付 ]