南アフリカW杯
関連ニュースや各国チーム情報を掲載
トップ > 中日スポーツ > 芸能・社会 > 紙面から一覧 > 記事
【芸能・社会】森郁 父・森徹さんとデュエット 23日にニューアルバム2010年6月15日 紙面から
元中日ドラゴンズの外野手として活躍した森徹さん(74)の長女でジャズシンガーの森郁(42)が、23日にニューアルバム「Someone Unforgettable」を発売する。父娘初のデュエット曲も収録されており、話題を呼びそうだ。 2人がデュエットした「Unforgettable(アンフォゲッタブル)」は、1951年に発売されたナット・キング・コールのヒット曲。父の死後に娘のナタリーコールが父の歌声とのデュエット版を91年に発売し、グラミー賞3部門を受賞したことでも知られる名曲だ。 “癒やし系”の歌声で熱烈なファンを持つ森と、素人離れした歌唱力を初披露した父の徹さん。森は「2人で(18年前に亡くなった)母にささげる気持ちで歌いました。父のファンが聴いたら喜んでくださるかな」と話す。 今回のアルバムについて森は「周りの方々に感謝の意味を込めて作りました。ただ歌いたいというのではなく、いろんな気持ちが入ってます」とアピールする。 99年に歌手デビューした森は、05年に第21回日本ジャズボーカル賞新人賞を受賞。デビュー当時は歌手に反対したという父の森さんだが、新人賞受賞時には「オレは新人賞を取れなかった(長嶋茂雄氏が受賞)けど、娘が取ってくれた」と大喜びしたという。 森はニューアルバムをひっさげ、22日から7月3日にかけて東京、横浜、岐阜、名古屋、福井、富山などで発売記念ライブツアーをおこなう。森さんのサプライズ出演もありそうだ。詳細は森の公式サイト(http//www.mori−iku.com/)で確認できる。 ●森郁(もり・いく) 1967年10月23日生まれ。東京都文京区出身。98年にボサノバ歌手のケイ石田に声をかけられ、99年2月に「ジャズクラブkei」でライブデビュー。05年には第21回日本ジャズボーカル賞新人賞受賞。06年に収録された興和のラジオCMソング「Shall we waltz」は現在も放送中。長兄はアニメーション監督のもりたけし氏。次兄の森祐章氏は香港で旅行会社を経営。血液型B。 ●森徹(もり・とおる) 1935年11月3日、旧満州(現中国東北部)生まれの74歳。58年、早大から中日ドラゴンズへ入団。23本塁打を放つも、同年に巨人に入った長嶋茂雄選手が29本を打ち、本塁打王、新人王を奪われる。翌年、31本塁打、87打点をマークし2冠を獲得。62年、大洋(現横浜)、66年に東京(現ロッテ)に移籍、68年に引退した。オールスター出場5回、ベストナイン3回。
|