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文科省激怒!「ごめんなさいではすまされない」
野球賭博問題、暴力団との交際問題など日本相撲協会の相次ぐ不祥事発覚に監督官庁の文部科学省が、外部識者だけによる調査機関の設置を求めた。野球賭博に関与した力士の処分を厳重注意にとどめるなど相撲協会の不手際が目立ったため“強権発動”した形だ。また琴光喜の野球賭博行為についても「すいませんじゃ許されない」と厳罰を要求した。
身内に甘い相撲協会の旧態依然とした体質に、監督官庁の文科省から厳しい注文がつけられた。同省はこの日、野球賭博や維持員と呼ばれる関係者用のチケットが暴力団に渡った問題で、出羽海事業部長(元関脇・鷲羽山)、八角生活指導部副部長(元横綱・北勝海)ら幹部を呼び出し午後1時すぎから1時間以上に及ぶ“事情聴取”を行った。
出羽海親方らの説明を受けた後、会見した葦立(あしだて)訓スポーツ・青少年局競技スポーツ課長は、野球賭博をしていた力士を直接事情聴取せず、自主申告したとして厳重注意の“軽罰”にとどめた11日の処置を問題視した。「(処分を)判断するのが早すぎる。相撲協会に外部の見識者だけの組織をつくってもう一度調査するやり方もあると提案しました」と指摘した。
これを受け同省で報道陣に対応した八角副部長は「武蔵川理事長(元横綱・三重ノ海)と相談してから決めたい」と神妙な表情で話した。
さらに、野球賭博への関与を否定していた琴光喜が、一転して賭博行為を認めたことも同省の相撲協会への不信感を強める結果となった。出羽海事業部長らとの会談後に報道陣から事実を知らされた葦立課長は「ごめんなさいではすまされない。(琴光喜の)事情聴取をした人たちもどうしてそれで信じたのか、問題が出てきます。これから(相撲協会の)報告を待ちたい」と厳しい口調で話した。同省では7月11日初日の名古屋場所までに一連の問題の報告を行うよう求めており、相撲協会の今後の対応次第では、さらなる“強権発動”に発展することは避けられない状況だ。
▼東京相撲記者クラブ会友・杉山邦博氏(元NHKアナウンサー) この際、思い切ってうみを出し切ることが急務だ。大関といえば、企業では重役に相当する立場。厳重処分もやむを得ない。琴光喜関が大関としての出処進退をどう判断するのか注目している。
▼評論家・塩田丸男氏 相撲取りにとって、賭博は昔から大きな楽しみの一つでたくさんの人がやってきた。仲間うちで低い金額なら社会問題にすることではない。問題は暴力団が食い込んで賭け金が大きくなったことだ。今回の問題をきっかけに暴力団と手を切るべきだ。
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