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トピックス
2010年6月14日
「はやぶさ」カプセル回収作業完了!熱シールドも発見!
日本時間2010年6月14日16時8分、「はやぶさ」カプセルの回収作業を完了しました。
また、熱シールド(防護材)を捜索した結果、6月14日14時頃に、WPA内にて発見しました。明日以降、回収作業に入ります。
今週のはやぶさ君
2010年6月10日
今週も、はやぶさ君はイオンエンジンを使った軌道の微調整をきっちりやってのけました。小惑星イトカワまで往復する、はやぶさ君の長旅を支え続けたイオンエンジンは7年間にわたる堅実な勤めを終えました。イオンエンジン担当のスタッフは、万感の思いでしょう。
関係者からのメッセージ
2010年6月13日
次世代の「はやぶさ」に向けて
イオンエンジングループ/カプセル回収隊 本部班 小泉 宏之
自分が宇宙研に異動し、イオンエンジンの運用を始めたのは2007年の春。まさに、「はやぶさ」の復路ΔVがはじまったときだった。…
2010年6月13日
約束
サンプラ担当、SV、回収隊・方探班本部、科学・輸送班 矢野 創
はやぶさへ、
いまは6月13日朝。僕は、オーストラリアのウーメラ砂漠の宿で一人、君への手紙を書いている。…
2010年6月13日
~道~
電池屋~方探班の一隊員として~ 曽根 理嗣
僕達のチームは方探班と呼ばれている。
カプセルが出すビーコンを捕らえて、着地点を絞り込むことが仕事だ。各班3人+1人体制で、3人が豪州の大地に展開し、1人は本部に残る。こういったチームがいくつか編成されて、各所に散っていく。…
2010年6月13日
駒場、チリ、豊山、土岐、守屋、内之浦
サイエンス・チーム 高木 靖彦(愛知東邦大学)
ちょうど25年前の1985年6月29日に、今は懐かしい駒場の45号館で「小惑星サンプルリターン小研究会」が開かれたことは齋藤さんのメッセージに紹介されていますが、…
「はやぶさ」概要
探査ミッションの概要
「はやぶさ(MUSES-C)」ミッションで探査する天体は、近地球型とよばれる小惑星イトカワです。私たちはこの計画をとおして、小惑星から表面の物質(サンプル)を地球に持ち帰る技術(サンプル・リターン)を確立します。地球上でサンプルの分析が行えるため、回収される量が少なくてもその科学的意義は極めて大きいものとなります。
「はやぶさ」の旅
2003年5月9日 | 鹿児島宇宙空間観測所より打上げ |
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2003年5月27日 | イオンエンジン点火 |
2004年5月19日 | 地球スウィングバイでイトカワに向けて旅立つ |
2005年7月29日 | 小惑星イトカワの撮影に成功 |
2005年9月12日 | イトカワに到着(20km地点) |
2005年9月30日 | ホームポジション(約7km地点)到着 |
2005年11月12日 | ミネルバ分離 |
2005年11月20日 | 1回目のタッチダウン・ターゲットマーカー放出 |
2005年11月26日 | 2回目のタッチダウン |
2005年12月8日 | 燃料漏れによって姿勢が安定せず、地球との通信ができなくなる |
2006年1月26日 | 地上との通信が復活 |
2007年1月18日 | 資料容器のカプセル収納・蓋閉め運用完了 |
2007年2月 | イオンエンジンの再点火 |
2007年4月25日 | 地球帰還に向けた本格巡航運転開始 |
2007年10月18日 | 第1期軌道変換完了・イオンエンジン停止 |
2008年5月末 | 地球から最遠に到達 |
2009年2月4日 | 第2期軌道変換開始・イオンエンジン再点火 |
2009年11月4日 | イオンエンジンに異常発生 |
2009年11月19日 | 2台のイオンエンジンを組み合わせて推進力確保 |
2010年3月27日 | 第2期軌道変換完了・イオンエンジンの連続運転終了 |
2010年4月~6月 | 再突入に向けた軌道修正 |
2010年6月 | 地球帰還・カプセル回収(予定) |
小惑星探査機「はやぶさ(MUSES-C)」
打上げロケット | M-Vロケット5号機 |
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打上げ場所 | 内之浦宇宙空間観測所 |
形状 | 約1m×約1.6m×約2m 太陽電池パドルの端から端まで約5.7m |
質量 | 質量510kg(含燃料) |