(CNN) 韓国の聯合ニュースによると、安秉萬(アン・ビョンマン)教育科学技術相は10日、同日打ち上げたロケット「羅老(ナロ)」号が約2分後に爆発したとみられると発表した。
ナロ号は羅老宇宙センターから打ち上げられた。韓国航空宇宙研究院(KARI)は8分後に通信不能となったとしていたが、搭載カメラには打ち上げの137秒後に閃光(せんこう)が記録され、実際にはこの時点で通信が途絶えたことが分かったという。
ナロ号は2段式で、気候変動を研究するための気象衛星を搭載していた。当初は9日に打ち上げられる予定だったが、防火装置の不具合により延期された。
韓国当局は1段目のロケットを製造したロシアと協力して、爆発の原因を調べている。2段目と衛星は韓国製だった。
韓国は昨年8月にもナロ号を発射したが、衛星を軌道に乗せることができなかった。自国からの打ち上げはこれが2度目の挑戦。3度目の試みに向けて調整を進めているという。
「羅老(ナロ)」号打ち上げの様子