Japan Producer インタビュー

vol.65本気かどうか

宮川 光二(みやがわ こうじ) 蓮舫参議院議員秘書

その他のジャパンプロデューサー 宮川 光二(みやがわ こうじ) 蓮舫参議院議員秘書

所属
蓮舫参議院議員事務所
役職
第一秘書
議員インターンシップをされたキッカケ

大学の先輩から、インターンシップというものがあると聞いたのがキッカケでした。
2年生の後期で大学生活にも慣れ、「もっと何かしたいな」と考えている時期でした。就職活動のことはまだ意識していませんでした。

まず、インターンシップで何ができるのか、何を得られるのか全く知らなかったので、すぐにインターンシップをネットで検索して調べてみました。その先輩は「企業インターンシップ」に参加していたので、初めは企業インターンシップを調べていたのですが、調べる最中に見つけたのが、この「議員インターンシップ」でした。もともと、政治には興味があったので、企業ではなく議員インターンシップに参加することを決めました。新聞やテレビで見てきた「政治」が実際にどうなっているのか確かめてみようという好奇心で飛び込みました。
議員インターンシップに参加して、実際に政治家と接することで、議員が何を考え、どう行動しえいるのかを感じることができました。一番強く感じたのは、「真剣に」政治を行っているということです。

インターンシップでは何をされましたか?

私のインターン先は手塚よしお衆議院議員でした。
社会を全く知らない普通の大学生でしたから、国会議員というとテレビや新聞に出てくる華やかな印象が強くあり、最初は当然その舞台である国会を駆け回ろうと意気込んでいました。しかし、最初にもらった仕事は地元事務所倉庫の片付け。
その後も、早朝の駅頭でのビラ配り、一日中車で回るポスター貼り、真夏のポスティングといった地元での地道な活動が延々と続きました。いつまでたってもニュースに出るような出来事には一切ぶつかりません。国会に行くのは、月に一度の議員会館で行われるスタッフ会のときだけでした。

毎日悶々としていたある日、食事に行った際の秘書の方のひとことが、私のインターンシップでの転機となりました。
「ポスター貼り、ビラ配り、事務所で誰が一番できると思う?誰が一番多くやってきたと思う?」
手塚議員が何年も自分で全部やっていたという当たり前のことに、一度もその姿を見たことがない私は気付きませんでした。その日をきっかけに、腐り始めていたところから復活することができました。そこからは、仕事が楽しくなり、今日は昨日よりビラを1枚でも多く配ってやる、ポスターを1枚でも多く貼ってやると思えるようになりました。
その後は、民主党代表選挙、そして総選挙と「テレビ中の出来事」に関わることができ、充実した毎日を過ごすことが出来ました。

現在秘書をされていますが、なぜ秘書になろうと思ったのですか?

大学を卒業時には、広告や広報、コミュニケーションの分野に興味があったので、PR会社に入社しました。そこではクライアントに対し広報のコンサルティングや実務のサポートをしていました。
秘書になったのは、インターンシップの際に受け入れてくださった手塚さんに今の事務所を紹介して頂いたからです。手塚さんには卒業したあとも度々時間を頂いて「人生相談」をしていました。お会いしたときに「やるか?」と言われ、ただただ嬉しくて「はい」と即答しました。とにかく今の事務所に正式に採用されてから半年少し経ちますね。

秘書のやりがい

一番のやりがいは、国会議員の秘書として国政を司っている国会で活動できることですね。責任が大きい分、やりがいも大きいです。秘書として国会議員をサポートすることで、社会にプラスの影響を与えることができるのは大きな魅力ですね。
主な仕事内容は、国会での質疑のためのサポートや、マスコミ取材の対応です。もちろん選挙となれば他の議員の応援のため、議員と共に全国を飛び回っています。

大学生へのメッセージ

物事に本気で取り組むことが大事だと日々実感しています。勉強にしろ、遊びにしろ本気でやってみないと面白さは分かりませんし。本気で取り組んでいると、周りにもそれが伝わって、助けてくれる人が現れたりします。本気であれば、取り組むもの、やり方は人それぞれでいいと思います。

宮川さんにとってのJapan Producerとは?

やっぱりドットジェイピーを立ち上げた佐藤大吾さんですね。
大吾さんがJapan Produceというコンセプトで、大学生にインターンシップを提供し始めて10年。私自身を含めて、人生に大きな影響があった人はかなりの数になるのでは。大吾さんがドットジェイピーを設立していなかったら、私は今の事務所に入ることもなかったわけで。インターン先で出会った人と結婚した人もいますしね(笑)
ドットジェイピーの活動がもう10年、20年も続いていけば、日本の政治に目に見えない、それだけに大きな影響を与えると思います。そういった意味で、やはり大吾さんこそがJapan Producerですね。

(インタビュー:2007.6)

略歴
1978.5.4
東京都に生まれる。
2001.3
衆議院議員手塚よしお議員事務所で議員インターンシップを経験。
議員インターンシップ終了後は、当団体のスタッフとして活躍し、関東支部の代表などを務めた。
また同窓会会長として、議員インターンシップに参加した人同士のつながりを活性化する活動をしている。
大学卒業後はPR会社に入社。
2007.11
退職。
2007.11
蓮舫参議院議員の公設第一秘書となり現在に至る。

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