王者・家住勝彦(29)が、日本同級王者・宮崎亮(21)と3度目の防衛戦を行う。この試合は東洋太平洋王座だけがかけられる。
千葉・市川市のレイスポーツジムで最終調整する家住は「コンディションはバッチリ」と余裕の表情。13戦無敗の挑戦者だが、脅威は感じていない様子。
3月のV2戦で、右目上をカット。負傷が癒えるまでの約1カ月間、スパーリングができなかった。だが、4月下旬から9日間行った静岡・下田市での走り込み合宿では、1日約40キロを走破。総距離は300キロを超え、スタミナと精神面の充実を実感している。
試合翌日の15日には、30歳の誕生日を迎える。「自分へのご褒美は勝利が一番。今回も負けられない」。20代最後の夜を満喫し、自らの拳で祝砲を上げる。(江坂勇始)