はやぶさ 回収隊の拠点公開
K10050612711_1006112212_1006112214
最新ニュースはNHKニューストップへ
※ すべての機能を利用するには、JavaScriptを有効にしてください。

はやぶさ 回収隊の拠点公開

6月11日 19時21分

7年ぶりに地球に帰還する小惑星探査機の「はやぶさ」は、小惑星の砂が入っている可能性のあるカプセルを、13日、オーストラリアの砂漠に落下させる予定ですが、現地では11日、日本から派遣されたカプセル回収隊の拠点が公開されました。

公開されたのは、軍が管理し、ふだんは立ち入りが禁止されているオーストラリア南部のウーメラ砂漠の一角です。はやぶさの地球への帰還を前に、日本の報道関係者に特別に取材が許可されました。はやぶさは地球から3億キロ離れた小惑星「イトカワ」に着陸し、13日、7年ぶりに帰還するもので、大気圏に突入する際に、「イトカワ」の砂が入っている可能性のあるカプセルをこの砂漠に落下させる予定です。現地には日本から派遣された40人規模の回収隊の拠点が設けられ、カプセルが運び込まれる予定のクリーンルームでは、11日は、落下した際に地上で付着する物質を、カプセルの表面から取り除くための準備が進められていました。カプセルの中にイトカワの砂が入っていれば、世界初の快挙で、回収隊のリーダーを務める宇宙航空研究開発機構の國中均教授は「準備は万端で、カプセルを見つけて日本に帰りたい」と話していました。