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【芸能・社会】

ジュンスら東方神起の3人ライブ 4公演で20万人に感謝の涙

2010年6月14日 紙面から

ファンの大声援に感極まりながら手を挙げて応えた(左から)ジュンス、ジェジュン、ユチョン=東京ドームで

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 今年4月に活動を休止した韓国出身のボーカルユニット「東方神起」のジュンス(23)、ユチョン(24)、ジェジュン(24)の3人による新ユニットが13日、東京ドームで「THANKSGIVING LIVE IN DOME」と題した2大ドームツアー(全4公演)のファイナルを迎えた。

 「みんなありがとう、本当に幸せでした」。アンコールを終えステージを後にする3人の目から、こらえていた涙がせきを切ったように流れた。

 東京ドームは、昨年7月に東方神起として初めて単独ライブを行った思い出の地。だが、韓国の所属事務所との契約問題をめぐってグループは分裂し、戻ってきたのは3人だけだった。一時は活動すら危ぶまれただけに、約5万4000人のファンの熱烈な応援を全身で受け止める一方で、再び5人でステージに立てなかった責任も感じていた。

 ジェジュンは「僕たちは今までどんなに悲しいことがあってもそれを我慢してきました。皆さんもたくさん言いたいことがあると思いますが、今日こうして皆さんの笑顔を見られただけでもライブの意味があったんじゃないかと思います。これからもずっと永遠に応援してください」とすべての感情をさらけ出して呼びかけた。すると客席からは温かい拍手とともに「ずっと応援するから頑張って」と声が上がった。

 一方で、こんな意見も。横須賀市から来た主婦(42)は「私のいちばん好きなメンバーは今日の3人の中にいるけど、やっぱり東方神起は5人じゃないと。今日歌った曲に東方神起の歌が1曲もなかったのが残念」と本音を語った。やはり、ファンの願いは、東方神起の完全復活なのかもしれない。

◆総製作費12億円

 360度のセンターステージと4方向に延びた花道、3台のクレーンや大型スクリーンなど、総製作費12億円をかけたステージで3人は、黄色い声援と赤いペンライトが客席を染める中、「いつだって君に」など新曲4曲や、徳永英明の「レイニーブルー」や米米CLUBの「君がいるだけで」のカバーなど全18曲を約3時間にわたって熱唱。ジュンスが「シア・ジュンス」名義でリリースした「Intoxication」には、ほかの2人もダンスに参加し、ファンを酔わせた。

 今ツアー4公演のダイジェスト映像が16日から20日まで、動画サイト「ニコニコ動画」や「mu−moてれび」などで無料配信される。

 ○5、6日に開かれた京セラドーム大阪と12、13日の東京ドーム合わせて20万人分のチケットに対し、申し込みは100万通以上にのぼった。また、大阪2公演でのグッズの売り上げは数億円規模に達し、この日も午前8時の段階で約7000人がグッズ購入のための列を作った。

 

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