宇宙の外側には、何があるか? 「何もない空間がある」と私は考える。逆に言えば、宇宙は「何もない空間」ではなく、エネルギーに充ちた空間である。
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宇宙の外側には、何があるか? この質問には、次のような回答がある。
・ 不明である
・ 空間そのものが存在しない
・ 何もない空間がある
私は以前、「空間そのものが存在しない」( or 未定義である)というふうに考えていたが、今では、「何もない空間がある」と考える。
というのは、この宇宙は、何もない空間ではなく、エネルギーに充ちた空間だからだ。
この宇宙が、何もない空間ではない。何もないように見えている真空中にも、暗黒物質や暗黒エネルギーが充ちている。( 2010-06-05 の朝日新聞の紙上にも記事がある。ネットにはない。)
ビッグバンのあと、火の玉宇宙は急激に膨張したが、それはエネルギーに充ちた空間であった。とすれば、その外側には、エネルギーのない空間があってもおかしくない。
ここでは、
宇宙 = 空間
という等式は成立せず、かわりに、
宇宙 = エネルギーのある空間
という等式が成立する。とすれば、
非宇宙 ≒ エネルギーのない空間
という近似式が成立しても、問題ないはずだ。
また、その方が、直感的に理解しやすい。
まともな空間のなかで、宇宙が膨張している、というのは、イメージ的に理解しやすい。次の図のように。
・ → ● → ●
ここでは、宇宙のまわりに、対比するべき空間が固定的に存在していることになる。(一種の尺度となる。)
一方、宇宙と空間が等価であるとしたら、上記の図のようなことは成立しないはずだ。なぜなら、空間そのもの(周辺部)が存在しないから、対比するべきものがないからだ。もしかしたら、この宇宙は最初から最後まで、ただの点状のものであるだけで、その内部で尺度だけがどんどん小さくなっているのかもしれない。尺度が小さくなっているから、宇宙が大きくなっているように見えるだけかもしれない。
というわけで、自然な発想としては、次のように考えることが自然だ。
「もともと空間があり、そのなかで、エネルギーに充ちた部分空間が爆発的に膨張していった。その部分空間が宇宙だ」
したがって、「宇宙の外側には、エネルギーのない空間がある」という結論になる。
【 注記 】
「エネルギーに充ちた空間」とは「超球が充ちた空間」である。
「エネルギーのない空間」とは「超球がない空間」である。
【 関連項目 】
→ 電磁場とエーテル
宇宙にはエーテルが充ちている、という発想。
→ 暗黒物質と暗黒エネルギー
宇宙には暗黒物質と暗黒エネルギーが充ちていて、しかも、
暗黒物質と暗黒エネルギーは、等価である……という発想。
→ インフラトン
ビッグバンの直前。インフレーション宇宙。
→ ビッグバン以前
宇宙の原初に、膨大なエネルギーはどこから来たか? 大胆な仮説。
2010年06月05日
◆ 宇宙の外側
posted by 管理人 at 11:12
| Comment(1)
| 物理 ・天文
イメージすることができないので、空間を平面に近似して表現します。
宇宙は、球体の表面のようなものなのではないか。そして、宇宙の膨張というのは、その球体が大きくなることなのではないか。
空間の境界というのは、存在しないのではないか。
いかがでしょう。