テッド・タナベさん一周忌特別試合を終え、あいさつする吉野レフェリー(中央)と選手ら=大阪ミナミムーブオンアリーナ
「大阪」(13日、大阪ミナミムーブオンアリーナ)
団体の名物レフェリーだった、故テッド・タナベさん(享年46)の一周忌を2日後に控え、6人タッグ戦の特別試合が行われた。テッドさんの遺影が見守る中、大阪プロレスの真骨頂である笑いと激しさを交えたファイトで観客を沸かせた。試合後、王者ビリーケン・キッドは「これからも、大阪プロレスは選手一丸となって頑張ります。テッドさん見ていて下さい!」と絶叫した。
「“この人が認めてくれたら、一人前のレスラーだ”という思いがあった。そんな人が間近で見てくれるというのは嬉しくもあり、怖くもあり、安心感もあり…刺激になりました」と故人をしのんだビリー。多くの団体を渡り歩いたテッドさんが、最後に大阪プロレスを選んでくれたのは誇り。「テッドさん…叱咤激励はいつでもお願いします。ダメな時はガツンとカミナリを落として下さい」。天国の恩人のためにも、団体を全力で盛り上げていく。
(2010年6月13日)