李７回ＴＫＯ！タイトルに意欲…Ｓフライ級

　◆報知新聞社後援　ドラマチックボクシング　○李明浩（７回１分３６秒　ＴＫＯ）二村　英二●（１３日、大阪・ＩＭＰホール）　日本フライ級１０位、東洋太平洋ライトフライ級１１位の李明浩（２７）＝大阪帝拳＝が７回ＴＫＯ勝ちし、タイトル挑戦へ前進した。本来のライトフライ級から２階級上げたスーパーフライ級で臨んだ二村英二（３６）＝とよはし桜＝との一戦は、リーチを生かして終始リードし、７回のラッシュで相手陣営にタオルを投入させた。今後は日本、東洋太平洋の両王座挑戦をにらんで飛躍のチャンスをうかがう。

　苦手意識を払しょくした。７回、李はワンツーのヒットから一気に決め「左相手のＫＯはうれしい」と唯一の黒星を喫したサウスポーからの会心の勝利に破顔一笑だ。身長１６９センチの長いリーチを武器に、アマチュアではミニマム級。ベストのライトフライ級にはスパー相手の井岡一翔らホープが台頭しているが「関西に強い選手がいるのはいい。タイトルはチャンスがあればすぐにでも」。世界に距離の近い軽量級戦線で存在感を示す。