防衛医科大学校
HOME お問い合わせ 交通案内 サイトマップ
防衛医科大学校について 医学科 医学研究科 高等看護学院 防衛医科大学校病院 採用情報 文字
HOME > 防衛医科大学校病院 > 内科1:循環器内科

内科1:循環器内科

  1. 診療科等名 循環器内科
  2. 診療スタッフ診療内容特色特殊検査等患者数、症例数、手術件数等

  3. 診療スタッフ
    診療部長名: 大鈴 文孝
    診療科長名: 大鈴 文孝
    常勤医師名: 楠原 正俊
    中島 伸二(脳血管障害)
    荒川 宏
    木村 一生
    宮崎 浩司
    原  幹
    磯田 菊生
    岡田 徹也

  4. 診療内容
    循環器内科では心臓の病気に対して専門的な検査や治療を行います。

    以下のような症状のある方は、心臓病が疑われます。

    胸が締めつけられるような感じがする
    軽い運動で息が切れる
    夜、寝ていて息苦しくて目が覚める
    脈が乱れる
    急に意識を失い倒れる
    健康診断で心臓の異常を指摘された(心雑音、心電図異常、心肥大など)

    当診療科では次のような疾患を治療しています。

    狭心症・心筋梗塞
    心筋症
    心不全
    弁膜症
    不整脈
    先天性心疾患

    当診療科で行っている検査には以下のものがあります。

    外来で行う検査
    心電図
    心臓の電気活動を記録します。
    心筋梗塞、心肥大、不整脈などを診断します。
    トレッドミル運動負荷心電図
    心電図をとりながら、ベルトコンベアの上を歩いてもらいます(約5−15分間)。
    狭心症や不整脈などを診断します。
    24時間ホルター心電図
    小型の心電計をつけて、24時間、家にいるときも心電図を記録します。
    その間の不整脈や狭心症などを診断します。
    検査中、仕事など自由にできますが、入浴はできません。
    心臓超音波検査(心エコー)
    超音波を用いて、心臓や弁の状態を調べます。15分位横になっているだけで終わ ります。
    心筋シンチグラフィー
    心臓に集まる性質のあるアイソトープを注射し、心臓のどの部分が血液の流れが不足しているか調べます。注射後とその4時間後の2回写真を撮ります。
    心臓CT検査
    最新鋭のCTが導入されています。従来心臓カテーテル検査でしかわからなかった心臓の血管の状態が外来でわかります。
    心臓MRI検査
    最新鋭のMRIが導入されています。心臓の動きや心臓の筋肉の状態を診断します。

    入院して行う検査
    心臓カテーテル検査
    狭心症、心筋梗塞、弁膜症、心筋症、先天性心疾患などの心臓の病気を診断し、治療方法の決定するために行います。
    カテーテルという太さ 2〜3mm の細い管を、太ももの付け根、肘、または手首の血管から心臓まで進めます。心臓に酸素と栄養を送っている血管(冠動脈)や心臓の動きを写真にとることにより、重要な情報を得ることができます。その情報を元に治療方針を決定します。
    心臓に酸素と栄養を送っている血管(冠動脈)に狭いところがあったら、風船や金属(ステント)で広げます。
    カテーテルを血管に入れるときは皮膚に局所麻酔をします。また体の中をカテーテルが動いても痛みは感じません。検査時間は約30分から1時間です。
    心臓電気生理学的検査
    不整脈を診断し、治療法を決定するために行います。
    細い電線を、太ももの付け根や首の血管から心臓の中に入れ、心臓のいろいろな場所の心電図を記録する検査です。この検査により不整脈が心臓のどこから、どのように発生するのか、といった詳しい情報を得ることができます。
    最近では薬を使わずに、不整脈のおこる場所をカテーテルで焼いてしまう方法があります。これは高周波カテーテル焼灼術(アブレーション)と呼ばれます。
    心臓電気生理学的検査は局所麻酔と必要に応じ静脈麻酔下で行いますので、痛みはあまり感じません。検査に要する時間はおよそ1-3時間で、アブレーションの場合は3−5時間かかります(治療の難易度によって異なります)。入院期間は約1週間です。

  5. 特色
    狭心症・心筋梗塞といった病気はコレステロールが心臓の血管(冠動脈)にたまり、血管が狭くなることにより発症します。一度このような病気になった方は、再発する可能性があります。そのため血管を広げたからといって安心はできません。もう2度と狭心症や心筋梗塞にならないよう予防することが重要です。当診療科では老年内科(脂質代謝グループ)と一緒に診療に当たり、再発予防にも力を入れています。このように循環器内科と脂質代謝グループが一緒に診療しているところは日本でも多くありません。

  6. 特殊検査等
    レーザー冠動脈形成術
    狭心症の新しい治療法です。風船や金属(ステント)で治療が困難な場合に、レーザーで血管の狭いところを溶かす治療法です。

  7. 患者数、症例数(年間)
    外来患者数 約25,000 名/年 (循環器内科・老年内科合計)
    入院患者数 850 名/年 (循環器内科・老年内科合計)
    病床数 40床 (循環器内科・老年内科合計)
    心臓カテーテル検査 525 名/年
    PCI 180 名/年
    電気生理学的検査 10 名/年
    アブレーション 110 名/年