13日夜、オーストラリアの砂漠に落下した「はやぶさ」のカプセルを、ヘリコプターから撮影した写真が公開されました。
公開された写真は、オーストラリア軍のヘリコプターから、日本時間の13日午後11時56分に、ライトを当てて撮影したカラーの1枚です。カプセルが落下した場所は、オーストラリア南部のウーメラ砂漠の一角で、砂漠の草原の土がむき出しになった部分に、パラシュートを付けたままの直径40センチ、高さ20センチのカプセルをとらえています。見た目には、どこも壊れたところはありません。カプセルは13日夜、大気圏に突入したあと、高度およそ10キロでパラシュートを開き、秒速7メートルまで減速して、砂漠のほぼ予定どおりの場所に落下しました。カプセルには、小惑星「イトカワ」で採取した石などが入っている可能性があり、今後の分析結果に注目が集まっています。