神戸港の沖の海底で、太平洋戦争当時のものとみられる機雷が見つかり、周囲の船の航行を禁止して、海上自衛隊が海中で爆破処理を行いました。
神戸港の沖合2.4キロのしゅんせつ工事現場では、今月の初め、太平洋戦争当時のアメリカ軍のものとみられる機雷1発が水深15メートルの海底に埋まっているのが見つかりました。12日午前8時から現場周辺の半径600メートルで船の航行や停泊が禁止され、海上自衛隊の阪神基地隊が機雷の処理に当たりました。自衛隊や警察が周囲を警戒するなか、午前11時前に機雷が海中で爆破されました。ドーンと大きな音が響き渡り、海面からは、水柱とともに高さ80メートルほどの黒い煙が上がりましたが、無事に処理されました。海上自衛隊によりますと、神戸港沖では、11年前にもアメリカ軍のものとみられる機雷が見つかり、爆破処理が行われています。