交通事故でけがをしたと偽り、対人賠償補償金などの名目で現金計約185万円をだまし取ったとして、広島県警捜査4課と広島東署は27日、広島市中区薬研堀、指定暴力団共政会吉田組組員山田慎一被告(29)=器物損壊罪で起訴=を詐欺の疑いで再逮捕し、南区金屋町、同組組員古田裕樹容疑者(26)を同容疑で逮捕した。
また、共犯として住所不定、無職安達和範容疑者(24)も同容疑で逮捕したと発表した。
県警捜査4課などの調べでは、3人は共謀。1月、中区堀川町の市道で、タクシーが安達容疑者に接触したことから、現金をだまし取ろうと計画。一緒にいた古田容疑者も接触されてけがをしたと偽るなどして2月から3月にかけ、山田容疑者名義の口座に計185万円を振り込ませてだまし取った疑い。
捜査4課によると、山田容疑者は黙秘し、古田容疑者は「詐欺ではない」と供述している。
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