政府は10日朝、緊急の口蹄疫対策本部を開き、菅総理大臣が感染の拡大を防ぐため迅速に対応するよう指示しました。
「危険な意味での節目にあたるので、内閣は緊張感を持って、一丸となって対応していきたい」(菅首相)
対策本部で政府は、農場周辺や国道などでの消毒作業にあたらせるため、自衛隊や警察官を現地に派遣することを決めました。
「非常に迅速、とにかく総力をあげて早く封じ込めなければいけない」(山田正彦農水相)
農林水産省は、周辺地域の家畜に対するワクチンの接種や予防的な殺処分について、「現時点では、考えていない」としていますが、新たな地域での発生に、「被害を最小限に食い止められるか、時間との戦いだ」と危機感を強めています。(10日11:35)