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北朝鮮 W杯映像“盗んだ”開幕戦を録画放送
サッカーW杯南アフリカ大会で、放映権を持っていないはずの北朝鮮の朝鮮中央テレビが開幕戦の南アフリカ―メキシコ戦を録画放送したことが13日までに分かった。朝鮮半島の総括中継権を持つ韓国のSBSテレビは、映像の無断使用だと指摘。韓国海軍哨戒艦沈没による関係悪化などを受け、中継に関する南北の交渉は中断したままになっている。
開幕戦は朝鮮中央テレビがほぼ1日遅れの12日午後9時10分から約1時間20分にわたり録画放送し、ニュースでも開会式の様子を映像付きで3分程度報じた。韓国メディアによると、朝鮮半島の総括中継権を持つ韓国のSBSテレビは、映像の無断使用で中継権の侵害だとしている。SBSは南ア大会と14年ブラジル大会の中継権を約126億円で獲得したと報じられており、同社の今後の対応が注目される。
北朝鮮のW杯本大会出場は66年のイングランド大会以来、11大会44年ぶり2回目で、初出場時は8強入りしている。金正日総書記も「スポーツで最も人気があるのはサッカー」と語ったことがあるほどで、サッカーは「国技」と言えるほどの人気を誇る。ニュースでも代表チームの練習の様子を報じているが、試合の中継は事実上、不可能なはずだった。
北朝鮮は、日韓共催の02年大会でも試合映像などを無断で録画放映。国際サッカー連盟(FIFA)は当時、独占放映権を持つ放送関連企業と対応策を協議したことがあった。前回06年のドイツ大会では韓国政府がW杯の中継映像を北朝鮮側に無償で提供することで事前に合意していた。
しかし、今回は、SBSテレビが無償提供しない立場で、無償提供を求める北朝鮮側との交渉は今年1月に中断していた。その後、3月末には北朝鮮の魚雷攻撃と断定された韓国海軍哨戒艦沈没事件が起こり、韓国と北朝鮮の関係は悪化。交渉再開のめどは立っていない状態だった。
北朝鮮は今大会出場32カ国中、FIFAランクは最下位の105位。1次リーグG組に所属し、15日に同ランク1位のブラジルとの初戦に臨む。海外の中継を受信機で受けて放映することは可能で、今後も無断放映する可能性がありそうだ。
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