はやぶさ カプセル分離に成功
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はやぶさ カプセル分離に成功

6月13日 21時3分

地球への帰還を目指している日本の小惑星探査機の「はやぶさ」は、13日午後8時前、小惑星の石が入っている可能性のあるカプセルの切り離しに成功しました。順調にいけば13日午後11時前に大気圏に突入し、カプセルはオーストラリアの砂漠に落下する予定です。

「はやぶさ」は地球から3億キロ離れた小惑星「イトカワ」に着陸し、7年ぶりに帰還するもので、大気圏に突入する際に、小惑星の石が入っている可能性のあるカプセルをオーストラリア南部の砂漠に落下させる予定です。太陽系の誕生当時の姿をとどめるとされる小惑星の石を持ち帰ることができれば世界初の快挙で、地球誕生の謎の解明につながる手がかりが得られると期待されています。「はやぶさ」は、13日午後8時前、神奈川県相模原市の管制室からの指令で、予定どおり地球からおよそ7万キロの地点でカプセルの切り離しに成功しました。順調にいけば、このあと13日午後11時前に大気圏に突入する予定で、「はやぶさ」の本体は燃え尽き、カプセルだけが地球に帰還することになっています。