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[19476] VRMMO物デスゲーム系エルドランド 習作
Name: シキ◆d0e917bd ID:6b6e8f54
Date: 2010/06/13 21:04
6月九日〔晴れ〕

この日俺たちはいつものようにネットゲームの世界に飛び込んでいたんだ・・・

それが。。。あんなことになるなんて・・・







「佳祐ー早くこいよ!!」
俺の名前は、冬村 佳祐(ふゆむら けいすけ)高校1年だ、身長183と高いため
大学生に間違われることが多い、

いま俺たちは、2年前にできたVRMMO「エルドランドオンライン」を遊ぶためにネットカフェに来ているところだ。

「はやくしてよぉ~!イベントはじまっちゃうよ?」
身長150cmちょっとぐらいの少しボーイッシュな女の子が自分を急かす。

「わぁってるって!」
乱雑に返事をしたまま小走りで走り出す。

今日は同級生4人でこのゲームをしにきたのだ、
男2人、女2人だが、もちろん恋愛関係はない。・・・多分

男2人が一人が俺で、もう一人は、

「はぁ・・・お前がやろうっていったんだろ?」
ちょっと着崩す格好をしている、160ほどの見た目頑張れば女にもみえないことも無い、日雅 正弥(ひが まさや)である、

女の方は、
先ほど紹介した元気でボーイッシュな女の子
南乃 稟(みなみの りん)と


「・・・・早く」 
少し無口な、顔は無表情な身長140越えたあたりの小さな女の子
崩下 亜美(くずれした あみ)である、

ちなみに上の名前は皆が呼びにくいので気軽に亜美とよんでいる。
本人はさほど気にしていないが・・・


   




「今日は開催2周年記念でシークレットイベントがあるんだからね!」


そう、今から俺たちがログインするMMOは今日でめでたく2周年を向かえる。
中学生の頃、とある理由によりひどく鬱に入っていたため、普段しないはずのオンラインゲームにのめりこんでしまっていた。高校に入ってからは立ち直り、友達もたくさんできたので、少しINする時間も減ったがそれでものめりこんでいることには変わらなかった。
しかも、その友達までオンラインゲームを始めると言い出したのが1ヶ月前のことである。

きっかけは自分がネカフェに入るのを見られたのと、そんなものには無縁そうな顔をしている稟もこのMMOを1年前に初めていたということが発覚したからだ。


「今日こそメインキャラだせよなー!ケースケのメインちょっと見てみたいしなぁ」
INできるのがうれしいのか、どことなく声のトーンが上がっている正弥がいう。

「・・・・私も」
こちらはいつもと変わらないが、それでも顔には少し、ほんの少しだが変化が感じられる。





「はぁ・・・」
これからのことを考え、深いため息をつく。

「なんか、元気ないね?大丈夫?」
心配そうに顔を覗き込んでくる稟が愛おしく見える、

「なんもねぇよ、気にすんな」

「そう?ならいいけど・・・」
納得いかない表情をしながら2人の方にむかっていった、




俺が今日こんなテンションが低い理由を説明しよう。

俺はひどく鬱のときにMMOを始めたっていったよな?
そんときはな、もうリアルのことはどうでもいいと思うぐらい、IN率が高かったんだ。当然INすればするほど自分のLvは上がってく・・・
高校入って気がつくと自分はとてつもないLvを手にしていた。

それが知られて、引かれるのが目に見えてる・・・


いままでは、「お前ら初心者だし俺も新しくキャラ作って説明しながらやってくわ!」で一緒に正弥と亜美の2人と一緒に自分もサブを作っていた。

しかし、メインみせろとうるさい正弥に「100Lvになったらな!」といってしまったのだ。

2人はよほど見たかったのか、2週間で100まで上げてしまった。


そんなこんなで、今日は欝なのだ。




少しエルドランドオンラインについて説明しよう。

このオンラインゲームは8年前に開発されたヴァーチャルリアリティシステムを利用した、どこにでもあるRPGMMOだった、転職にボスバトル、対人まで用意された王道ともいえるオンラインだった。

転職が少し特殊だがそこを除けばシステム的に普通だった、

唯一普通じゃないのは、フィールドが広大ということだった、今までのオンラインゲームは大きくても四国レベルの大きさなのに対して、今回は本州ほどの大きさであった、といってもほとんどが海で移動できるところは少ない、


転職システムについて説明しよう、

基本職は ファイター・メイジ・アーチャ・サマナー・クレリック 
の五職からなっている、各職は1000までLvを上げることができて、1000までいくと転職をすることができる、
それぞれ、 ナイト・ウィザード・レンジャー・デビルサマナー・プリーストである。

これも各1000まで上げることができるのだが、1Lv上げるのに必要な経験値量は
基本職とは比べ物にはならない、

此処からが特殊で1000まで上げても次のランクの職には転職することはできない、また基本職を選択または1000のやつをスキルMAXにするしかない、
二個目に選んだ職の上位版を1000まで上げると一個目の職とが組み合わさって
三次職にいけることもある、

たとえばナイト1000とウィザード1000にすると
マジシャンズナイトに転職することもできる、この組み合わせは今のところ、公にされていない、通常プレイヤーがしってる三次職は大体2~4個である、
その理由はこのゲームは個人の情報を知るためには、その人本人から知る以外には方法が無いからである。





「よし、そろそろはじめよーぜ!」
いつもは此処で俺も元気よくはじめるのだが今日は気が重い。

ちなみに、正弥の職はアーチャ126Lvである。

「・・・・」ワクワク
亜美も今か今かと待っている、

こいつは、メイジ119Lvである、

「ケースケ早くかぶりなよ!?」
稟がそうやって渡してくるのは、仮想空間に行くための被り物、
名前は・・・・忘れた。

まぁいいか、いまINしても引かれないように情報を隠すことを優先するか。

ちなみに、稟の職はプリースト540Lvである、さすがに1年やってるのは違うね。


「うっし、じゃあINするか!みんな」


「「「うん(おう)」」」

こうして二周年イベントに参加するためにエルドランドにINをしたのだった、

これが、罠だとも知らずに・・・
    




 





誤字修正いたしました。



[19476] 第一話 ログイン
Name: シキ◆d0e917bd ID:6b6e8f54
Date: 2010/06/12 14:53
「このキャラでINしたのは、久しぶりだなぁ・・・」
俺は今自分のメインキャラでINをしている、
姿形一目見るだけでこのオンラインゲームでは廃といわれるような格好をしている。体の周りには精霊のような、赤や青、黄や緑などの色鮮やかな物体が体の周りを回っている。

「この姿見られるわけにはいかないよなぁ・・・・はぁ・・」
自分の手首につけられている、電子端末のIのボタンを押す、
すると目の前に40cm四方の画面が現れる、
そこで自分の装備を剣以外の装備をはずす、すると初心者のような格好になり、周りの精霊が消えるが、特に問題は無いだろう・・・

今自分がいるところは、「火の鳥島」適正Lvは二次職500↑という、
稟でもソロは少し難しいフィールドである。
しかし、俺にとっては此処は初心者装備でも何とかなる狩場である。

此処で少し火の鳥狩りをしていたところで落ちたのだ、

「えっと・・・待ち合わせ場所は、ストラの町か」

このキャラの名前は「ケイ」単純に名前からとっただけのキャラだ、
職は・・・今はまだ明かさずにいよう。

:プレイヤー名「リン」にウィスパ-を送ります
:ケイ:皆そろってる?
:リン:揃ってるよーけいすけも早くきなよ^^ってか名前なんか単純だね。
:ケイ:うっせw

この画面を通した会話は文字によって表される。
PT(パーティ)チャットやG(ギルド)チャットは、端末を通して声が聞かれるのだが、ウィスパーは文字を通して会話が行われる。

「ストラ・・ストラ・・・あったあった、ラスト一個じゃん」
画面の中のストラと書かれた巻物を指で二回タッチすると、

ぼん!!

間抜けな音とともに手元に巻物が現れる、

「うし、がんばるか!ストラポータブルON!」
いうと同時に目の前に魔方陣が描かれるこれに入ると、
ストラまで一瞬ってわけだ。


魔方陣をくぐると、そこには目の前すべてといって過言で無いほどの人で埋め尽くされていた。

「うわ、人多すぎ!!」
ついつい叫んでしまい、周りからの視線を受けることになってしまうが、
「初心者か・・」などといった言葉を吐きながら視線を戻していく。

:ケイ:ストラ着たけど人多すぎ、お前らどこ?
:リン:えっとね・・・ルディロス銀行のすぐ隣、人おおいね
:ケイ:了解すぐ向かう
プレイヤー名「マサ」からウィスパーが送られました
:マサ:早く来いよー、もうGM(ゲームマスター)きてるぜ?
:ケイ:まじか、すぐ行くすぐ行く


「ってか銀行遠い・・・」
ストラはエルドランドで一番大きな町である、当然距離も遠いわけである。

装備を足だけでも戻そうか?と考えるがそれでも微量の精霊が出てきてしまうので
万が一を考え、やめておくことにした。


「もう!おそいよけいすけー」

「わりぃわりぃ!ちょっと人ごみを掻き分けるのが難しかった」
手で頭を掻きながら謝る、

「・・・見て」
亜美が空に向かって指を指す、

そのほうを見てみると、昼間の月を背にしながら空中に浮き留まっているGMがいた、GMは頭の上にGMマークが付いているので一目でわかった。

「なんかワクワクするよな!!それとけいすけは何でそんな装備なんだ?」
はしゃぎたいのを一生懸命抑えている感じの正弥が俺に問う。

「えっと・・・人おおいし、俺の装備少し特殊だから邪魔になるかなぁ?って」
ちょっと、苦しい言い訳かな?

「まじか!?その特殊装備ってやつ見してくれよ!!それと・・・お前の職ってなんぞ?Lvは?」
いきなり核心を突いてくる正弥、まぁ当然の反応だよなぁ・・・

「・・・私も」

「けいすけ!私もみたいかも」
女の子二人からのお願い、これは結構くるな・・・

「まぁおいおいな!」
まぁ適度に煙に巻いとこう。

「いいじゃねぇk「お集まりの皆さん方!!そろそろイベントの方を始めようと思います!!」お!始まった始まった」
この言葉を皮切りに今まで騒然としていた町全体が静かになる。

「今!この町に集まっておられる、方々は全部で1万と18人になります!!
18人多いですが、これも予想の範囲内です!」

1万人ぴったしのイベントだったんだろうか?

「今回のイベントは・・・・・・」

イベントは・・・ゴクリ

「デスゲームとなります!!!」
はぁ?デスゲーム?それなんだ?

その言葉で一気に町全体がざわざわし始める。
「新イベか?」「なんだよ・・・それ」「なんでもいいから始めようぜ!」

「皆様お静かにしてください、今回のイベントでこのエルドランドオンラインは終焉ということになります!!!」



「なんだよ!!それぇ!!」「なんで?なんでなん?」
町中怒号が飛び交う、

そんな声には耳も傾けずにGMは言う。
「皆様、今回のイベントはNO1~1500のモンスター全討伐でクリアとなります」
飛び交っていた怒号が治まる、

「なおこのゲーム参加中はログアウトができなくなります、さらにこのゲームでプレイヤーが死亡した場合は永遠にこのゲームから出られなくなります、つまりリアルでの「死」ですね」

おいおい・・なんかの冗談か?

さっき止んだ怒号が大きくなり、ところどころで混乱の含んだ声があがる。

「けいすけ・・・?これうそだよね?ドッキリだよね?」

「・・・嘘」

「なんの冗談だ?わらえねぇぞ?」
皆も混乱を含んでいるようだ、

自分の電子端末のメニューのログアウトボタンを押してみる。

押しても押しても、なにも起こらない。

「なんで、なんでだよ!!嘘だろ?冗談だろ?」
その声はGMには届かない、

「それでは、皆様最後のイベントお楽しみください!」
そういうとGMは月に吸い込まれるように消えていった、

「皆、一旦町を出ようよ、なんか嫌な予感がするんだ・・・・」
そう稟が言ったのでGMの言葉を聴いて呆然としていた、皆は町から脱出した





「一旦落ち着こう・・?皆大丈夫?」
今俺たちがいるのは「シハ」という町だ。

さっきから、正弥は「なんでだよ・・・なんで・・・」と繰り返し呟いている、
亜美は終始無言だ。

:プレイヤー名 真燐 が 明明明 を倒しました。
:プレイヤー名 真燐 が ぶろっこり を倒しました。
:プレイヤー名 真燐 が INTイラネ を倒しました

「これって・・・・プレイヤーキラー!!?」
稟がさけんだ、

「なんで?これって死んだら終わりなんでしょう?」

「多分・・さっきのやつを聞いて確かめてるんだろうぜ・・!!他人でな!!胸糞わりぃな!!」
そういってる間にもプレイヤーの名前が呼ばれるのは止まらない、


:全プレイヤーが10000名になりました:





修正いたしました



[19476] 第二話 最強の男
Name: シキ◆d0e917bd ID:6b6e8f54
Date: 2010/06/12 21:59
このデスゲームが始まった翌日、俺達はシハの村の宿屋にいた。
あれからPKが落ち着いたのは、9980人を切った時だった、
:プレイヤー名 舞王 が 真燐 を倒しました
PKキャラを倒すまでそのPKは止まらなかった。

舞王・・・確かこのエルドランドでPKギルドのマスターをしていたはずだ・・・
さすがに事の重大さがわかったのだろう。


それもそのはず、さっき一人で始めの町に戻って見てきたが、倒されたキャラは消えずにそこに横たわっていたからだ。



「これから、どうする・・・?俺たち」
一つの部屋に集まって、重い空気の中正弥が始めて口を開いた。

「どうするって言われても・・・けいすけはどうするの?」
稟が答えるが、まだ体が微かに震えている。

「俺は・・・このゲームをクリアする、クリアしてこのゲームを作ったやつを一発殴らなきゃこのイライラは治まらねぇ」

俺は行く・・・このゲームで俺ができることは多いはずだ、
でも、俺はこいつらを守らなくちゃいけない。

「でも、俺はお前らを守るために此処に残る!絶対にお前らを死なせない!」
高らかと宣言すると、今まで俯きながら震えていた稟と亜美が顔を上げる。

「でも、守るたって・・・お前、俺と同じLvだろ?このゲームはLvが絶対的ステタースじゃ無いけど、それでも低Lvじゃ何の役にも立ちはしないぜ?」
正弥はまた顔を俯かせる、

そんな正弥の袖を引っ張りながら亜美が言う。
「・・・メイン、まだ未知数」

「そっか!そうだったお前メインキャラじゃん!」

「所でけいすけのメインって職なに?二次職?初期職?」
稟が顔を可愛く傾げて俺に問う。

うぅ・・・言わなくちゃダメか・・・

「緊急事態だし、しゃーないか・・・俺はな」

「「うん(・・・)」」ゴクリ


「三次職のサモンズブレーダーだ」

「え?三次職?さもんぶれぇだぁってなに?」
稟と正弥と亜美は三人揃ってぽかんとしている。

そりゃそうだよな・・・
まだエルドランドで確認されている三次職プレイヤーは50に満たないから・・・
探せば多分200はいるんだろうが・・・


「正弥と亜美は知らなかったよな?このオンラインには、転職システムの三段階目が存在するんだ、二つの二次職を極めるとなれることがあるんだ、まぁ決まった組み合わせでしかなれないみたいだけど」

3人はまだ固まったままだ、

あぁ・・・やっぱり引かれたか、結構ショックだ。


「・・・凄い」
亜美がぼそりと呟くと、石化が解けたかのように残りの2人は自分に向かってきた

正弥に肩を捕まれた、
「・・・・ッッ!すげぇじゃねぇかけいすけ!」
「すごいよ!!けいすけ!!」
凄く目をきらきらさせて2人は話しかけてきた。


こいつら自分達の状況忘れてるな?

「落ち着けお前ら、今の状況じゃそんなことも言ってられない」

そ、そうだね・・・といって2人とも自分から手を離す。

「問題はこれからどうするかとゆうことだ、俺はこのゲームをクリアしたい、でも俺はお前らを守りたい絶対に死なせたくないしな」
そういうと、稟の顔が赤くなる。

でもその顔も次の言葉で青くなった。

「だからお前達はこの町から出るな、俺一人でいってくる!町にモンスターは入ってこれない、さらには建物内ではPK行為も行えない、だから「そんなの勝手だよ!!私はけいすけの力になりたい!!!」「そうだぜ!俺はLvが低くて使い物にならないかもだけど、強くなってお前の役に立ちたい!」「・・・私も」そうか・・」
皆の言葉で顔が顔が熱くなるのを感じる、

「けいすけ赤くなってる!!かぁわいいなぁもう」
稟がそんな俺を見てからかってくる。

「ッッ!!うっせ!」
つい顔を背けてしまう。


「でも俺達は本当にお前の力になりたいんだぜ?」
正弥の言葉に亜美も首を縦に振る。


「そうか・・・ありがとなお前ら・・・・」
やばい、泣きそう。

そんな時、無機質なアナウンスの音が響く、

:プレイヤー名 帝王 が NO1500デビルバッド を倒しました
:プレイヤー名 帝王 が NO1497スティンガー を倒しました

「多分上位プレイヤーがクリアするために動き出したんだ!」
正弥が この分だと、ゲームクリアも早そうだなと言葉を繋げようとしたとき、

:プレイヤー名 帝王 が NO374ウィッチ に倒されました

「まじかよ!」
ウィッチ・・・確か初心者ダンジョンの最下層に低確率で現れるってやつだ、
この分だと狩場も限定されるな・・・

しかし・・・ウィッチがこんな番号低いってどういうことだ?

「すこし、静かにしててくれフレンドにどうするか聞いてみる」
そういうと皆は静かに俺を見つめた

:プレイヤー名「朧」にウィスパーを送ります
:ケイ:お前今何してる?
:朧:ケイか久しいな、今は混乱する治めているところだ、そっちは?
:ケイ:俺もおんなじような所だ、今俺が聞きたいのはあいつが動いたか動いてないかだ・・・お前のギルドだっただろ?
:朧:あいつ・・・Αか・・・あいつはついさっき動き始めたぞ、このくだらないゲームを終わらせるそうだ、怒り狂ってたな・・・無理しなければいいけど・・・
:ケイ:そうか!わかったよ、ありがとな!
:朧:お役に立てて光栄だよ


「今の誰?」
稟が俺に聞いてきた、

「前俺が入っていたギルドのマスターだ、ちょっと欲しい情報があってな」

「けいすけってギルドはいってたんだ・・・欲しい情報ってなんなの?」
稟はどことなく不安そうな顔をしている、

「もうすぐ分かるよ」
俺は不安を振り払うかのような笑顔で答えた。

:プレイヤー名 A が NO869ストーンゴーレム を倒しました

「こいつだよ、A、現エルドランド最強の男だ、こいつが動き出したか知りたかったんだ」
こいつが動き出したんだ、このゲームが終わるのも時間の問題だろ。

「・・・知りあい?」
亜美の顔には始めのような不安はなかった。

「そ、Lvまでは知らないが職は・・・これ秘密だぞ?剣聖だ」
今なら別に教えても構わないだろう。

「剣聖なんて職があるの!!?」
心底驚いたような表情をしている、

「あぁ、ナイトを1000まで上げた@スキルをMAXにしてある条件を起こすと成れるらしい・・・スキルMAXなんてどれくらい時間がかかるのか知らんが・・・」
内心俺も人の事いえないがな・・・と思う。

「へぇ・・・なんか凄いな、でもそんなやつが動いたんだゲームもクリアできるんじゃないか?」
正弥は期待半分冗談半分って所の質問をしてきた、

「あぁ、あいつはソロで白龍を倒した男だ!いけるやもしれん」

「あの白龍を!!!?」
声を上げたのは稟だ、

白龍って言ったら、二次職Lv1000↑推奨のダンジョン「星の聖地」のボスモンスターだ。

:プレイヤー名 A が NO128 白龍 に遭遇しました

おぉ始まった、多分上位モンスターにもなれば遭遇しただけでアナウンスがなるのか・・・


まてよ・・・白龍は俺の知る中で11番目に強いモンスターだ、それが128って事は・・・

「やはり、このゲームをクリアするのは難しいかもしれん」


:プレイヤー名 A が NO128白龍 を倒しました











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