コラム

2010年06月11日号

【ジジイの呟き】
亀井郵政改革担当相辞任、谷垣自民党総裁の参院選の目標、麻生元首相の「本格的な左翼政権」発言に思う


●毎日新聞配信記事
 亀井静香郵政改革担当相が郵政改革法案の先送りに反発して辞意を表明、菅首相は後任人事については今日中に決めると見られる。
 毎日新聞は11日、「<谷垣総裁>自民 目標は参院選「40議席台」 過去の「敗北」ライン」という見出しで次の要旨の記事を配信した。
 自民党の谷垣禎一総裁は10日、「BS11デジタル」の番組収録で、参院選の獲得議席目標について「40(議席)台には持っていきたい」と述べた。改選の38議席は上回るものの、過去の参院選で40議席台にとどまった際は「敗北」とされた水準だ。菅内閣発足で民主党の党勢回復が著しいとはいえ、トップの控えめな姿勢は参院選の士気に影響しそうだ。

 谷垣氏はこれまで具体的な議席目標への言及を慎重に避けてきたが、この日は司会者にしつこく問われた。だが、40議席では、非改選の34議席と合わせても選挙後に74議席にとどまり、与党を過半数(122議席)割れに追い込むのは難しい。

●時事ドットコム配信記事
 時事ドットコムは8日、《「選挙第一」「新味なし」=「左翼政権」批判も−野党》 という見出しで次の要旨の記事を配信した。
 野党各党は8日、菅内閣の顔触れについて「選挙第一(主義)」「新味がない」などと一斉に批判した。野党側は予算委員会の開催を求め、鳩山前政権崩壊の原因となった「政治とカネ」や米軍普天間飛行場移設問題などで攻勢を掛けたい考えだ。
 
 自民党内では、菅政権に「左翼政権」のレッテルを張り、批判する向きもある。麻生太郎元首相は8日、参院選候補の会合で「いよいよ本格的な左翼政権がスタートする。仙谷由人官房長官は全共闘の戦士だった。われわれの世代なら誰でも知っている」と語った。

●ジジイの呟き
 亀井静香郵政相は筋を通したのだろうが、亀井氏が2度と表舞台で踊ることはないのではないか。

 谷垣自民党総裁が毎日新聞の報じるような姿勢では同紙の指摘する「与党を過半数(122議席)割れに追い込むのは難しい。」とジジイも思う。菅内閣は安泰、小鳩政権退陣、菅内閣誕生という政変は成功したと思う。

 麻生元首相の「いよいよ本格的な左翼政権がスタートする。仙谷由人官房長官は全共闘の戦士だった。われわれの世代なら誰でも知っている」はこのジジイでさえ「時代錯誤の見立てだ」と思う。こんな捉え方では自民党政権復帰は当分ない、のではないか。

鳩山、小沢氏退陣で政界、官界は大きく変わる。


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