北野武監督(63)の新作「アウトレイジ」が12日、初日を迎え、東京・新宿ミラノで行われた舞台あいさつに椎名桔平(45)、加瀬亮(35)ら“極悪人”たちが勢ぞろいした。
黒いスーツ姿で登場した北野監督は開口一番「どうも、監督の山田洋次です」とゴキゲン。“北野組”初参加の三浦友和(58)、杉本哲太(44)、塚本高史(27)らが「監督の演技指導はなかった」と口をそろえると、「楽屋にマリフアナをたいておくと、みんな勝手にやってくれて楽だった」とブラックジョークで俳優陣の演技を絶賛した。
「座頭市」以来7年ぶりとなるバイオレンスアクション作品で、ヤクザの抗争劇。北野監督は「構図は一般社会でも当てはまるので、自分はどの登場人物にあたるかなって思って見ても面白い。2回見たらガンが治ったとか、いいことがあるのでよろしく」とPRした。