「これで良かったと思います」
堀にとって2度目となってしまった離婚報告会見。スッキリした表情で会場に入ってきたものの、10年間の夫婦生活を振り返るたび、その目には涙が浮かんだ。
堀によると、アウトドア系雑誌の出版社に務めていた夫が3年前に独立。フリーで仕事を始めると、週3回ペースで東京で仕事をする堀とのすれ違い生活が続くように。1年半ほど前から、夫が大阪市内の自宅近くの事務所に住み込み、別居生活になったという。
夫が出ていった原因の一つには価値観の違いを挙げ、「私は仕事も家庭もがむしゃらに頑張っていきたいタイプ。彼は大きなロマンを持っていて、夢を果たしたい(と思っている)」といい、「私がサポートできなかった。小さなズレが積み重なった」と説明。夫の浮気や“妻高夫低”の収入差による影響は否定した。
別居中は「修復を図ろうと話し合ってきた」というが、不安定な環境を続けていくことに「これ以上、家族に迷惑かけられない」と9日深夜に夫に電話。離婚協議は10分間で終わったといい、「ビックリ。10分で済むとは思ってなかったので」とあっけない幕切れを振り返った。離婚届は翌10日、堀の実父が同市内の区役所に提出した。
堀は89年2月、医師と結婚し、3児をもうけるも99年に離婚。離婚調停中だった97年ごろから前夫と交際を始めた。元夫との間の男児は現在、大学2年、高校3年、2年に。前夫との間には小学4年の男児と小学2年の女児がおり、「子供たちは『分かった』って」と表情をくもらせた。親権は堀が持つ。
3回目の結婚については、「もう結婚は考えたくないですね。2回目もダメってことは人間的にダメなんじゃないかと。それが一番情けない」と苦笑。「失敗を繰り返しましたけど、子供たちのために一生懸命頑張ります」と、ママさんタレントとして強く生きていくことを誓っていた。